ホッケのトバの作り方【思わず手がとまらない!!】

北海道の釣りのターゲットして人気の高いホッケ。

スタンダードな調理法としては干物が有名だが、今回は少し珍しいホッケの”トバ”の作り方をご紹介していく。

制作工程はとっても簡単。ホッケを捌いたら塩水に漬け、あとは干すだけ。
これだけで手が止まらなくなるとっておきの珍味が完成する。

ホッケのトバの作り方

用意する材料はホッケと塩、そして水だけ。
ホッケの鮮度は味にあまり関係しないので、スーパーで売っている物を買ってきてもOKだ。

①ホッケは頭と内蔵を取り、三枚におろす。その後、腹骨を鋤く。

②下処理が終わったら、ホッケを食べやすい大きさに切り分けていく。
筆者は画像のように身を半分にしたあと、縦に三等分にカットした。

③切り分けた身はざるに空けて軽く水気を取り、大体海水より少し濃いくらいの海水でホッケの身を漬ける。

ぐっどくん
大体ってどんくらいだよ!
kawaguti
僕はこのくらいの塩分濃度でやっているよ。
~塩分濃度~
水1リットルに対し塩40g
~漬け込み時間~
30分から1時間
基本は上記の作り方でいいが、味の好みによって漬け込み時間を短くしたり、漬け込むタレをめんつゆに変えても美味しく作ることが出来る。
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あとは干すだけ!カラスには要注意!

漬け終わったホッケの身は、キッチンペーパーなどでしっかりと水を切り、魚干しネットに入れて干していく。この時に身同士がくっつかないように注意。

干しネットはホームセンターなどでも購入できるほか、魚の本数が少なければダイソーの野菜干し網でも代用が可能。

また干し具合は好みによるが、表面を触ってみてサラッとべたつかなくなるくらいが目安だ。干しが甘いとすぐにカビが生えてしまうので要注意。

そしてここからが重要なポイントで、場合によっては美味しいトバが食べられなくなってしまうこともある。

それが…カラスなどの動物による被害。

こちらが実際に被害にあった筆者の魚干しネット。
夜寝る前に確認した際は穴などはなかったため、恐らく人気のない起床前を狙ったと思われる。

対策としては家の中に干す、あるいは頑丈な金網でネットを囲う。などが考えられるが、デメリットとしては部屋中が魚臭くなることだ(笑)

一時期、某グラビアアイドルさんが送風機能付き浴室でニジマスを干して自身もグラビア状態で写るというツイートが話題となったが、これを見た筆者も真似してみたところ、天候に左右されず、あっという間に乾いて意外と良かった。

ただフィルターに臭いは付くだろうし、賃貸だと少し気が引けるのは事実。
この方法についてはある意味猛者的な方が挑むのがいいかもしれない…。

まとめ!まだまだ珍しいホッケトバ作りにチャレンジ

完成したホッケのトバ。まさに手が止まらなくなる旨さ。
完成したホッケのトバ。まさに手が止まらなくなる旨さ。

そんなわけで今回は、まだまだあまり知名度も低い”ホッケのトバ”の作り方をご紹介してきた。

作り方はとっても簡単で、大量生産が可能。保存も利くので釣ってきたホッケの処理に困ったときにはもってこいの調理法。
ちなみに春先の脂の乗った個体よりも、秋から冬のホッケの方がトバ作りに向いている。

作ったトバはそのまま食べるのも良いが、干しコマイ(カンカイ)のように一味マヨネーズで食べても最高に旨い。ぜひお試しあれ。

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