【サクラマス・カラフトマス】本家より旨い!?マスとばの作り方

さて今回はサクラマスやカラフトマスを使ったとばのお話。

とばというと鮭を使ったものが一般的だが、実はホッケだったりマスだったりと別の魚で作れることをご存じだろうか。
淡白な魚なら意外と美味しく作れる上に、寒い時期なら干すだけで簡単。しかも日持ちするのでお酒の肴にもうってつけなのだ。

サクラマスで作ったとば。乾燥させてギュッと詰まった旨味に思わず手が止まらなくなる。
kawaguti
ホッケとばは当ブログでもご紹介しています!

ホッケとばの作り方→

マスとばの作り方!材料は?

用意するもの

・マス(お好みの量)
・塩
・水

材料はたったこれだけでOK。あとは魚を入れるための大き目のボウルなどを用意しよう。

なおあまり脂ののった部位で作ると干しあがった時に油ギッシュになってくどくなってしまうため(それはそれで美味しいのだが)大きい個体はハラミを取り除いて作るのがベスト。
こちらはもったいないのでルイベなどで美味しくいただこう。

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マスとば作りの工程

①まずボウルに塩を溶かしていく。量は塩が溶け切らなくなる程度。結構アバウトで大丈夫だが、きっちり図りたい方は以下の分量をご参考いただきたい。

~塩分濃度~
水1リットルに対し塩40g

②次にサクラマスの下ごしらえ。まずサクラマスを三枚におろしたあと、ヒレなどを取り除いてから包丁を使って皮を引いておく。骨は干せば気にならないが、しっかりと作りたい方はこの時点で骨抜きを使って抜いておく。

③あとは①で完成した塩水に漬け込むだけ。
漬け時間は大体1時間から1時間半程度。ここはお好みの塩加減で。

ぐっどくん
えー、塩加減なんて分からねえよ!
kawaguti
そんなときは漬け込んだマスの身を焼いて食べてみてね!
干せばさらに濃縮されるので、ほんのり塩が効いてるかな?ってぐらいがベストだよ!
kawaguti
もし濃すぎたら水を張ったボウルに入れて、蛇口からほんの少しの水を流しながら好みの塩加減になるまで塩抜きすればOKです!

あとは食べやすい大きさに切って干すだけ!

④漬け込み終わったマスの身の水分を良くふき取り、画像のような食べやすいそぎ切りに。あまり分厚くすると乾きにくくなってしまうのでそこは要注意だ。

あとは魚干しネットに入れて乾燥させれば完成!水分が残っていると保存時にカビてしまうので、中までしっかり乾燥させるようにしよう。
また今時期(1~2月)は、北海道でも連日-10度以下になるような地域だと水分が抜ける前に凍ってしまうことも。

その場合は物置やお風呂場など気温が下がりにくいところで干すようにしよう。

完成!絶品マスとばをぜひ。

そんなわけで今回はお手軽に作れるマスとばの作り方をご紹介してきた。
必要な材料は塩と魚だけ。保存料も使わないのでまさに魚本来の味を楽しめること間違いなし。

しかもそのまま食べても絶品なサクラマスを使ったとばとなれば…。味も極上。
サクラマスは一般的なとばの原料として使われる鮭よりも単価が高く、それを使ったとばが出回ることはまずない。まさに釣り人ならではの特権といえるだろう。

ご自宅で簡単に作れるマスとば。ぜひお試しあれ。