さて道東鮭釣り遠征2日目編。
当ブログにもたまに登場するG君が合流し、毎年ある一定のタイミングで鮭が湧く聖地へ向かうことになった筆者ら。
前回の記事の続き。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://fishingoood.com/fishing/2019akiaji-sokuhou4/ target=]昨日は雨の影響で濁りが入り、[…]
待ち受けていたのは悲惨な結果なのであった。
まずはG君、釣り具購入。
釧路市内の某釣具店でG君と合流することになった筆者と特派員。
G君は釣り歴こそ長いものの、鮭釣りをするのはこの道東遠征の時だけ。なのでタックルも父親から借りているような状況だ。
しかし昨年の爆釣を体験して、すっかり今年も釣れる気でいたG君。筆者らと再開するなり「2万以内で適当に選んでよ」と男気ある発言をしたのだった。



特派員と筆者で好みのロッドによる一悶着はあったものの、道南に来た際に青物もやれるしとの意見でちょっとマイナーなイコーダのショアジギングロッドを購入。これが1万円台半ばでガイドもダブルフットだし21gから100gまで投げられる変態ロッドなので実におもしろい。
準備は万端。”この時点”では爆釣する気満々の筆者らであった。
釣り場着。誰もいないが…。
そのまま釣り場へ向かい、到着したのは午後9時頃。
駐車場に着くと、いつもならこの時間でも車がちらほら入っているのだが、この日はなぜか一台もいない。






こんな状況は5年近く通って初めてだ。そもそも今年の道東は特に鮭が釣れていないという情報を聞いていたこともあって、若干の不安が募る。
しかし、逆に考えれば我々だけの一人勝ちパターンもあるのだ。誰もいない堤防で三人爆釣の可能性があるのだ。



これは勝ちだ。勝ちの流れが来ている。
そして宴、釣り場飯開始。



なんの根拠も無いはずなのだが、すでに明日の釣りでの勝ちが決まったと確信したおめでたい奴らの筆者たち。
あとは夜が明けるのを待つだけなので、火を使用しても安全なスペースに移動して晩飯作りを開始した。
なお今晩のメニューはG君と筆者のリクエストを作ってくれるとなっていたので、筆者は釣り場でもまあギリ作れるであろう炒飯を頼んだ。
一方G君のリクエストは…。



ああ、なんて自由な人たちの集まりなんだろう。
しかしここは元料理人の特派員。車に戻ったと思いきやクーラーから豚バラブロックと牛肉の塊を取り出し、おまけに圧力鍋まで持ち出してきたじゃないか。



そして出来上がったのがこちら。
角煮は圧力鍋の効果でホロホロ。ローストビーフは外が寒すぎて余熱で火が入りにくく、特派員の腹に挟んで保温したという点を無視すれば完璧な色味。もちろん炒飯はぱらぱらで抜群の旨さだ。
本来初日からカラフトマスで満タンにされる予定だった100Lクーラーの上にあるとは誰も思わないだろう。
三人たらふく食べて、翌日の決戦のために眠りについたのだった。
起床。イナイサカナ。
そして翌朝。時計は朝4時を回っているのに誰も起きやしない。たださすがに朝になって人がちらほらと入ったようだ。まあ釣れる時間はまだ先なので急がなくてもいいかと思いながら二人をたたき起こし、釣り場へ向かう。



あらかじめ目星を付けていた場所に入り、キャストを開始。この時点で釣り師は10名ほど。しかも地元の暇つぶしおじいさんメンバーっぽい方々しかおらず、なおさら魚が居ないんじゃないかと不安になる。
午前4時。全員当たりなし
午前5時。全員当たりなし
午前6時。全員当たりなし
さすがに焦り出す三人。
良い日ならすでに10本は上がっている。悪い日でも2、3本は上がっている。1本も上がらないなんて初めてだ。
結局午前10時まで待機したものの、魚の気配は一切感じず終了。あれ、ボクらの旅ってここで爆るのが目標じゃ無かったっけ。
翌日。完全に予定が狂った筆者らは再び知床の地に降り立っていたのであった。
3日目編へ続く。