さて、筆者多忙により少し日が開いてしまったが、昨日1日にフォロワーさんと鮭釣り遠征に出かけてみた。
実はこの釣りが決まったのは10月の中頃で、その時はちょうど日本海やら道南方面が絶好調だった時期。
それから半月ほどが経ち、本来であれば最盛期に突入するはずの近隣釣り場から鮭が消え、挙句の果てには当初予定していた2日、3日が台風並みの大雨予想に変わり、急遽1日だけの弾丸釣り旅に変更となったのだ。
筆者も夜勤明けでほぼオールナイト。フォロワーさんは帯広から直で道南となかなかなコンディションでの戦いだが、果たして奇跡は起きたのか。
道南に凄腕リーマン釣り師現る。
ちなみに今回ご一緒したフォロワーさんは釣りブロガーとしても活躍している中川りゅうごさんだ(あごひげりゅーごの一魚一会)。




聖地鈴鹿サーキットでのお気に入りの写真。自分が走ったレースの写真もあるけどそれよりこの応援で楽しんでる感がめっちゃ好き pic.twitter.com/Y433UIDR87
— 中川りゅうご🎣釣り部長 (@higeryugo) October 10, 2021
不動産経営からホテル運営、自動車販売にレーシングチームの運営etc…など経歴がぶっ飛んでる凄腕リーマン。
筆者が出張時に一度だけお会いしたことがあるが、一緒に釣りをするのは初めて。
そして現在札幌在住で、なんと幼少期から船に乗ってバケやらジグを振り回していたらしく、釣りにおいてもなかなかぶっ飛んでいるりゅうごさん。
普段狙うターゲットは鮭・サクラマス・ヒラメらしいが、恐らく釣りでもそのビジネススキルで幾多の鮭・サクラマスを討伐してきたに違いない。
寝ないでテンションハイ。さっそく釣り場へ。
午前4時。十勝から直行クレイジーリーマンと、ほぼ丸一日寝ていないkawagutiが出会う。
釣りする前からほぼライフゼロの釣り師がここに集ったわけだ。










この体力で数時間かけての遠征はさすがにキツいのと、最近日本海側も釣果が微妙なことを総合的に判断し、kawaguti宅から1時間圏内の近場に向かうことに。
釣れている鮭の数は少ないが、毎日誰かしら上げている情報はあったので、その奇跡の一本をりゅうごさんに釣らせることができれば今回の遠征は大成功だ。
現地着。いきなり便意。
現地に着き、まだ日の出までは時間があったので釣り場の偵察を済ませた後、車に戻ってしばし休憩を。と思っていたところ、りゅうごさんが急にモゾモゾとおかしな様子を見せる。









釣り人あるある、釣り場に着いてから便意到来イベント発生。
最寄りのトイレまでは車で行けば数分程度。だがこの朝マズメ直前の時間に車を動かすと駐車場が無くなる可能性が高いとの漢の判断で、ティッシュ片手に遠くの公園のトイレへと消えていったりゅうごさん。
だが、10分、20分と戻ってこない。
もしや便意をもよおした状況でクマにでも襲われたんじゃないかと心配していたところ、30分経ってようやく戻ってきた。






よかった。遠征でいきなりぶちかまさずに済んだようだ。
りゅうごさんのお陰で無事に駐車場も死守でき、凄腕リーマンは便意のあしらい方も凄腕だった。
釣り開始!跳ねる鮭、ナイロン5号でぶっ飛ばす。



前置きが過去にないくらい長くなったが、辺りもようやく明るくなってきた午前5時半過ぎにようやく釣り開始。なお今回は二人とも浮きルアーで鮭を狙っていく。
りゅうごさんは独自のセオリーに基づいてナイロン5号に50gのサーモンロケットなどを結び、PE使用の釣り師以上にかっ飛ばしていたのが印象的だった。
対する筆者は最近記事にも書いて気になっていた餌なし浮きルアーで挑戦。
なかなかクセの強い二人に勝利の鮭はほほえむのか。
沈黙を破るように…。まさかの餌なしで!?
時折、筆者らを挑発するように目の前で跳ねる鮭。
期待に胸を膨らませながら、黙々とキャストを続けていくも、やはり前情報通り魚影は薄いようで、全体約20名ほどいて2キャッチと微妙な釣果のまま時間が過ぎていく。









釣り初めてまだ2時間も経っていないが、いかんせん寝不足の筆者らは守りに入り、とりあえずホテルに戻って寝て、昼からヒラメでもやろうよと釣り中に次の釣りを考え始める始末。
しかし、ここで奇跡は起きる。
いつも通りにキャスト、釣り場は仕事前釣行でほぼ貸し切り状態となっていたため、浮きルアーを沖に浮かべたまま隣のりゅうごさんと駄弁っていた筆者の糸が何かに引っ張られるのを感じた。















餌もない、動きもないただの金属片にサケが掛かる前代未聞の事態が発生。
合わせは決まった。あとは寄せてくるだけなのだが、絶対にバラせない貴重な一匹&初餌なしフィッシュというシチュエーションなだけに心臓はバクバク。
タモ入れは任せて!と心強いりゅうごさんの言葉を信じ、できる限り跳ねられないように竿を操りながら、いつもの倍以上に慎重なファイトで徐々に寄ってくるサケ。
りゅうごさんの構えるタモまで残り5m。
あざやかなタモテクで、80cm、5キロを越える大型の鼻曲がりな立派な魚が一発で収まった。






タモに入った瞬間、二人で勝利のハイタッチ。
ってゲストより喜んでどうするんだkawaguti。それくらいには難しいコンディションだっただけに、非常に貴重かつ嬉しい一本だった。
粘るもアタリなし!午後はタッグプレイで泳がせを楽しむ!
それから30分ほど粘ったが、魚の跳ねも一切なくなってしまったので帰宅し、3時間ほど死んだように仮眠をとって夕マズメの部に出撃。



さすがに鮭は可能性を感じなかったので、気を取り直してヒラメ狙いに出撃することにした。
釣り場に着くと以前筆者がyoutubeで上げたイワシの大群並みの群れにまた遭遇。
筆者には見慣れた光景になりつつあったが、いつもは道央圏で釣りをしているりゅうごさんには珍しかったようで、興奮しながらサバやアジ、カマスと戯れる。
一方の筆者はりゅうごさんが釣った小魚を餌に泳がせ釣りで晩ご飯用のヒラメ狙い。



こちらは竿がぶっ飛びそうになるなどのドラマはあったものの、35cmクラスのクロソイのみで残念ながら時間切れとなったが、ほぼ初対面にも関わらずにサケ釣りから泳がせまでタッグプレイで終始笑顔の絶えない釣りとなった。
帰宅後は鮭&酒パーティー開催。
帰宅後は釣ってきた魚を筆者の自宅に持ち込み、事前に準備していた料理と共にりゅうごさんの持ってきてくれた酒と一緒に楽しむことに。






まずイワシの2種類のフレーバーによる唐揚げでビールを流し込み、サケと男爵いものポテトグラタンで腹を満たし、赤ワインで肉料理を楽しみ、クロソイの刺身&湯引きで日本酒、珍味とチーズで山崎12年やら白ワイン、最後にレモンサワーと完全に酒を楽しむ会が成立。



飲み過ぎだ(笑)
せっかく遠征していただいたのにも関わらず、釣果の方が振るわなかったのだけは残念だが、終始笑いに包まれた思い出に残る一日となった。
次はぜひ、ハシリのサクラ時期に宴を開催したいところだ。