【鮭釣り情報】枝幸町海岸で鮭釣り中の男性が死亡。考えられる原因は?

本日は昨日発生した鮭釣りに関する悲しいニュース。

7日午後6時55分頃に宗谷管内枝幸町徳志別にて、鮭釣り中の男性(78歳)がおぼれて死亡するという事故が発生した。
男性は付近住民からの通報などにより、海岸に引き上げられて病院に搬送されたものの、帰らぬ命となってしまったようだ。

※末尾に最新情報あり。鮭釣りではなく鮭掬いの方だったようです。

徳志別海岸はどんな場所?

事故があった枝幸町徳志別の海岸は徳志別川の河口規制の対象エリアとなっており、また上流にはさけ・ます捕獲場もあることから鮭釣りの人気ポイントだったのではないかと推測される。

特に隣接する山臼漁港から徳志別川河口南の標柱までのサーフは多くの鮭釣りファンで賑わうようだ。
ただこちらはブッコミ釣りが中心になる場所のようで、死亡事故は発生しにくいのではないだろうか。

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徳志別海岸付近の当日の海況は?

事故があった7日夕方のアメダス(風向・風速)tenki.jpより引用=https://tenki.jp/past/2021/09/07/amedas/1/wind.html

事故があった7日午後6時55分頃の同海岸付近の海況はどうだったのだろうか。

tenki.jpの過去のアメダスを見てみると、風速はほぼ無風の状況で、また特に荒れていたという情報も見受けられなかった。
また先ほども書いたように、通常の鮭釣りにおいて基本的に荒れていないサーフではよほどのことが無い限り、死亡事故は発生しにくいので別の河口付近である可能性も考えられる。

となると事故はオチャラベ川河口の可能性も

実は同地区のすぐ隣にはオチャラベ川河口が存在し、こちら側での釣りの可能性も。

まだ事故の速報情報しか入っていないので断定はできないが、同河口は海中に張り出す岩盤からの釣りとなる”立ち込みでの釣り”なので慣れていないと非常に危険性が高い。

ある本のポイント解説を読むと、岸から40~50mほど歩き、深いところでは腰程度まで浸かって竿を振るような場所が続いているとのことだ。

また事故が発生したのは午後6時55分のすでに日没後の時間帯。薄暗くなって深みに気付かず転倒下というケースも大いに考えられる。

なお一部のブログには”オチャラベ海岸100m以上立ちこんで命がけでつってる人たち”といった記載も見られ、実際に沖の岩盤に立ち込んで釣りをしている人々の風景が載せられていた。

枝幸の事故は過去にも。ライフジャケットの着用徹底を!

なお枝幸町では2018年にも鮭釣り中の死亡事故が発生している。

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今回の事故の原因はまだ分かっていないが、このような事故を防ぐためにもライフジャケットの着用を徹底し、少しでも海が荒れていれば近づかないなどのルール・マナーを徹底するよう心がけたい。

※8日16時追記。

NHKニュースによると、やはり男性が亡くなったのはオチャラベ河口とのこと。
河口付近で網を使って、鮭をとっていたらしいがこのシチュエーションから察するに錦多峰川のタモ掬いのような状況だったのだろうか。

知人2人とともに河口付近の浅瀬に入り、立ちながら網を使ってオホーツク海からオッチャラベツ川に遡上(そじょう)する秋さけをとっていたということです。枝幸町で78歳男性が死亡 河口付近で秋さけ捕獲中に溺れる、NHKニュース(9/8)=https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20210908/7000038043.html