この土日は日本海側の一部で爆発したサクラマス。
SNSなどを見ていると、驚くことに一人で10本以上上げている人もいるまさにお祭り騒ぎな状況だ。
そんな中で今回、twiiterでお世話になっている「ぶっ飛びさん」とご一緒することに。
果たして好調のおこぼれにありつくことはできたのか。
現地到着。人、人、人!
着いたらビックリ。人、人、人。
現地に到着したのは午前6時半過ぎ。
平日だし、予報では少し荒れ模様。さすがに釣り人も少ないかと思ったのだが・・・駐車スペースを見ると止めるところがほぼないじゃないか。
函館ナンバーはもちろん、札幌ナンバーもずらり。
いつもは函館近郊でゆったり釣りをしている筆者。今回、本場の日本海に来て、少しちびったのは内緒だ。
みんな釣りバカね・・・。(お前もだ)
発見。ぶっ飛びさん。
ぶっ飛びさんはすでに着いているとのことなので、先に竿を出していてもらい、急いで準備を済ませる。









サーフを降り、さっそくぶっ飛びさんを探す。
ちなみにtwitterでは良くやりとりをしているものの、お会いするのは今回が初めて。
なお、先ほども書いたように釣り場には凄い人だ。歩いている間にも次々と人がやってくる。
連絡の通りに一番端まで歩き、それらしき人を探してると、またピロリと携帯が鳴る。





端から数人目に、条件に合うそれらしき人を発見。
しかし、声を掛けようかと近づいたのだが、明らかに雰囲気が違う。



釣り場で人違いをするのも恥ずかしい。
とりあえずやっていればいつか会えるだろうと思っていると、「右に二人目にいるよ」とぶっ飛びさん。
そうしてやっと合流できたわけだ。
なお、今までのやりとりから「明るい髪の色にひげを生やした強面のルアーマン」という勝手なイメージ像を作り上げていた筆者。(ぶっ飛びさんすいません(笑))
しかし実際に会ってみるとめちゃくちゃ紳士なお方じゃないか。
会えるか会えないかの不安な気持ち。恐らく出会い系サイトもきっとこんな形で出会うのだろう。
もちろん、これが男同士でなければの話だが。
真冬氷点下の北海道の波打ち際でそんな不思議な気分を味わいつつ、釣りがスタートしたのであった。
釣りスタート!しかしトラブル。
荒れ狂う波。非常にやりにくい。
さっそく投げようとすると、やはり予想以上に波が高い。
すると紳士ぶっ飛びさん。





このお方は神なのだろうか。見た目だけではなく中身まで紳士じゃないか。
twitter上で「おっ〇い」などと呟いているのは見間違いだったのだろう。ここに懺悔したい。
お言葉に甘え、綺麗に収められたルアーケースの中から1本お借りしてキャストを開始する。
気合を込めて、大海原へ!一投目は問題なかった。
2投目、3投目。そして何度か投げていると問題は起きる。
””ブチンッッ””
ohh…お借りしたジグ飛んで行った。
な、なんてことだ。
どうやら風でガイドに糸が絡み、リーダーが切れたらしい。
すぐに謝るも「いいよ、いいよ!」と気にしないぶっ飛びさん。
本当にどこまで紳士なお方なんだ。
ぽつぽつ上がり始めるサクラ。そして逝くモアザン
それから1時間ほど、荒れた海に負けずに投げ続ける二人。
周りの人もさすがに諦め始め、一人、また一人と帰路に着いていく。
そんな中、筆者たちの周りだけに人が残る現象が起きた。
というのも着いてすぐにぶっ飛びさんから「あそこに離岸流が発生しているでしょ?周りは波が死んでるからやれるとしたらそこだよ」と的確なアドバイスをいただいていたのだ。
サーフでのルアー歴はまだまだ浅い筆者にとって、こういう理論的な話は本当に為になる。
横たわるサクラ。羨ましい。
そういっていると、離岸流から左に入釣しているルアーマンがサクラをヒットさせていた。
それからというものの、定期的に上がる本命。
どうやらぶっ飛びさんの予想通りの結果になっているようだ。
私たちの隣に入った人に関しては、50はありそうな丸々とした個体を釣り上げている。
あいにくこの後はさらに荒れる予定の日本海。今がラストチャンスだろう。
気合を入れてジグを遠投。
すると、何かが起きた。
ん????ガイド????
愛機のモアザンから、プラーンプラーンと揺れる黒い物体。
そう、AGSガイドが折れたのだ。
実はこの数投前から、やたらとガイドにPEが引っ掛かり、嫌な予感はしていた。
いや恐らくぶっ飛びさんのジグを無くした辺りから、何か起きる予兆だったのだろう。
ぶっ飛びさんにまたのご指導を賜りつつ、帰路についたのであった・・・。
まだまだリベンジ!サクラマス。
とぼとぼ帰宅。この後ロッドは即入院。
そんなわけで今回は、ぶっ飛びさんとの初釣行となった。
ジグは無くすわ、ガイドは壊れるわと結果は散々なものだったが、このような出会いがあったことは非常にいい経験となった。
願わくば、次回こそはぶっ飛びさんと二人で「ぶっ飛び君」を使い、サクラマスを上げたいところである。


