さて知床方面では毎年カラフトマスとサケの人気ポイントである”幌別川”河口付近とその周辺海岸での釣りが全面自粛となることが公益社団法人の活動ブログにより発表された。
釣り人にとっては残念なお知らせに違いない。果たしてどのような理由で今回の措置に至ったのだろうか。



なお全面自粛期間の日程については現時点では未定となっている。
幌別川河口付近が全面自粛になる理由は?
知床財団活動報告ブログの記事によると、今回全面自粛となったのは以下の理由によるもの。
2021年は、ルールの周知徹底のためにこれまで実施していた腕章システムを、新型コロナウイルス感染防止のために休止せざるを得ず、さらに幌別川を初めて訪れる方も特に多かったため、ルールの周知や監視が十分に行うことができず、ルールが遵守されない状況が度々発生しました。
この状態が続くと、ヒグマとの軋轢や人身事故が発生する可能性が高いと判断した、幌別の釣りを守る会から関係機関に対し、幌別川での釣りの一時全面自粛が要請されました。
15日早朝においてはヒグマ出没による釣り場避難を二回も行うなどつねに厳戒態勢がとられている。
これにくわえてルール周知徹底のために実施していた関係者による呼びかけを行う”腕章システム”が新型コロナウイルスの影響で休止せざるを得ず、ルールを知らない新規の釣り人へ呼びかけや監視が困難な状態となっていた。
このような状況から8月23日午前0時より一時全面自粛が要請される運びとなったようだ。今後の方針については9月上旬に関係機関で改めて協議していく予定とされている。
・再開日は未定(9月上旬に改めて協議)
安全確保と今後も釣り場を守るために、規制が解除されるのをしっかりと待ってから入釣したい。
なお昨年も幌別川付近のポイントでは釣り人が釣った魚をヒグマに奪われる事件が発生し、一時的に立ち入り禁止の措置がなされていた。
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