さてこれは先週末のこと。前回の泳がせ釣りで良い思いをした筆者はまたしても同じ釣り場へ向かっていたのだった。
秋ヒラメもそろそろ終盤シーズンだろうが、今年は魚影が濃いのかまだ行けそうな気配。
果たして前回のような爆釣となったのか。
たった1枚の画像でメンバー集合。
実は前回の爆釣写真を当ブログメンバーらに送ったところ、最近狂ったように道南遠征を行っている特派員が真っ先に反応。そして「それだけ釣れるなら」とオービス光らせ隊のK君も参戦を決定。
そして今回はもう一人、離島遠征記事常連の友人も参戦することに。
というのも彼とは久しぶりに連絡を取っていたのだが、「北海道は今こんなに釣れてるぞ」とほんの自慢程度の軽い気持ちであの画像を送ったところ、予想以上に興味を示し…



との返事。
行くわといっても彼が住むのは関西地方。そんな同じ県内に住んでいるかのような軽いノリで遊びに来れる範囲ではないのだが、30分後には「もうチケット取った」と携帯のスクリーンショットが送られてきたのだった。
そして筆者のたった1枚の釣果自慢によって「仕事終わりに10時間かけて自走」、「片道6時間、朝マズメだけ振って帰宅」、「コンビニ感覚でふらっと関西から遠征」の三人が集結することになった。
一度だけ、釣行数日前にK君が遠いから面倒になってきたと抜かしてきたので「他の奴らから比べたら近所だぞ」と3人で攻撃し、事なきを得た。
うん、良い意味でみんなぶっ飛んでいる。
まずは餌確保。からのGoProを放り投げる。
日の出前の朝5時頃、各自車で釣り場に集合し、いざ戦場へ。
狙っていた先端は埋まっていたが、どうやらファミリーでサビキ釣りのようなのであまり問題はなさそうだ、
なお特派員は夜の22時に道東発なのでどれだけ飛ばしても朝マズメには間に合わない。よってK君がルアーでヒラメ&青物、まだ初心者なHIROKIはサビキ釣りで泳がせ用餌確保要員として役割分担することになった。
と、ここで釣り自体が久々なHIROKIがおもむろになにやら楽しそうな物体を取り出した。
そう。今やアクションカメラとして大人気のGoProである。しかもまだ購入したばかりというHERO8だ。そして「めっちゃ魚おるけどこれで映像取れへんかな?」などというので、冗談交じりで



と返す筆者。
その手があったか(笑)と笑うHIROKI。
いやいや5万以上もする買ったばかりのカメラを投げてもいいというとはさすがの男だ。しかもこの竿といって指さしたロッドはナイロン3号の貧弱タックル。
万が一根掛かりでもすれば、一瞬で5万円がオサラバになるだろう。いや下手したらキャスト時に飛んでいく可能性もある。
だが筆者以上にメンタルの強い彼は「こんな綺麗な海なんだし、泳いで取りに行けばいいやん」と筆者の心配を一蹴。いやまあ俺から提案したんだけれども。
結局言い出しっぺの筆者が責任を持って海にぶち込むことになり、投入時の着水音でオネエみたいな奇声を発しながらHERO8を海に投入。
10mほど投げ、コツッと着底したのを確認し、しばし放置。回収時に一度沈みテトラに引っかかって冷や汗を書きながらも撮った映像がこちら。



なんと画面いっぱいを埋め尽くすアジの群れ。
今年は特にアジが釣れているのは知っていたが、これほどまでの量とは。しかも何食わぬ顔で混ざっているイワシやサバのサイズからして20cm弱は余裕でありそうだ。
こいつらを食うフィッシュイーターをなんとしても仕留めなくては。
青物キャッチ!即釣り場飯。
餌確保も完了し、2本の泳がせ竿をセットした後はのんびりと映像撮影を楽しみながら特派員の到着を待った。
あいにくこの日は潮回りが悪く、ヒラメなどの反応は一度怪しい当たりがあったのみで朝マズメは終了。



午前8時を過ぎ、ようやく釣り場へ到着した特派員を待ちかねていたかのように竿を曲げるK君。「イワシみたいで引かねえわ」と冷め切った表情で巻き取ってくるも、目の前に現れたのはまさかの青物だった。



サイズはフクラギといったところで、タモは必要ない様子。後ろから同サイズのフクラギが追ってきていたので少し群れが入ってきたのだろうか。地味に初青物のK君は先ほどまでの冷めた目線が嘘のように若干興奮気味の様子。いやさっきゴミみたいに引かないっていってたじゃないか。



釣り上げられたフクラギは調理師免許を持つ特派員が待ってましたと言わんばかりに包丁とまな板(段ボール)を車から取り出し、即刺身へと加工されていく。もちろん調理器具は除菌シートを使って消毒され、コロナ対策もバッチリだ。ていうかもうネタがありすぎて書ききれないのだが。



お味の方はもちろん最高。寝かせてねっとりとした旨みを楽しむのも良いが、プリプリと歯を押し返すほどの弾力が楽しめるのはやはり釣りたてならでは。
これには関西からわざわざ来たHIROKIもご満悦の様子。
これなら関西でも釣れるんじゃね?という意見は内緒にしておこう。
あっというまに二人帰宅。
それからお昼過ぎになり、飛行機の関係で帰らざるを得ないHIROKIと、朝だけ振って帰ると宣言していたK君がここでお別れ。






いやよくよく考えたらこの行動力凄い。コロナ対策のため函館観光は一切せず、マジでこの数時間の釣りだけを楽しんで帰って行った。類は友を呼ぶと言うが、筆者は本当に友人に恵まれているようだ。
また爆釣したら呼んであげなきゃいけないな。
夕マズメは不発。帰宅後は宴へ。
特派員と二人きりになってからは真面目釣りモードになり、二人でアジング&泳がせ釣りに没頭。残念ながら本命のヒラメには巡り会えなかったものの、良型のアブラコとまさかのナイスアジが複数釣れてくれた。
そして帰宅後、またしても調理師の特派員が腕をふるって料理を開始する。



小一時間ほどで出来上がったのがこちら。
アジのゼイゴなんて取ったこと無ーいという特派員のわがままにより、アジだけは筆者作成。
そうなるとメインは筆者が作ったことになるが、なにが凄いってこのアブラコの煮付けがふわふわでヤバかった。残った身は翌日の朝食に炊き込みご飯として振る舞ってくれたがこれまた最高だのなんの。
特派員、なんでこんなに料理上手いのに彼女が出来ないのか不思議でしょうがないくらいだ。
もちろんアジはほどよく脂も乗って絶品。〆にだし汁をたっぷりかけていただいたがそれも絶品。
いうまでもなく飲み過ぎ、翌朝しゅん君を呼んで行う予定だった釣りは寝坊したのは内緒だ。