海峡方面ヒラメ釣行!驚きの尺メバル現る!!良型ヒラメ連発も!!

さて前回に引き続き、津軽海峡方面にヒラメ釣行に向かってみた。
狙うはもちろんさらなるサイズアップ!そろそろ60アップの小座布団クラスを上げたいところだが、果たして願いは叶ったのか。

まずはソイタイム!ガヤかと思いきや…尺メバル!?

まずは前回同様に真夜中のソイ狙いからスタート。魚影が濃い釣り場なのでPE1.2号にリーダーフロロ6号のヒラメタックルそのまま流用という超強気仕様だ。普通のメバリングタックルだったら二倍以上のスペック。

恐らくここが本州だったら何時間垂らしても釣れることはないだろう。

尺近いナイスなクロソイが入れ食い。

だがしかしここは北海道。他にロックフィッシュをやる人口も少なく、表層をスローで巻いてくればあっという間に尺クラスの良型クロソイが姿を現してくれる。もう水面下でソイが待機してるんじゃないかといほどのには濃い魚影。

本州在住時には何千円も払ってクロメバルの乗り合いに乗り、豪華にイソメ一本掛けで狙っていたのが信じられなくなるほど魚がいるのだ。

最大約40cm。良型のみ5匹選んでリリース。

ものの1時間の間に10数本のクロソイがヒットし、型の良い個体5匹だけを干物と刺身用にキープした。見るからに脂が乗っていて美味しそうな個体ばかりじゃないか。

しかしここで異変が起きる。
食料分はゲットしたのでサイズアップでもしないかと、漁港右側のテトラ帯に移動して探っていると、ゴンゴンと強烈な引き込みで何かがヒット。サイズ的には先ほどのソイと同程度だったので抜き上げると、見た目的にはよく釣れるガヤ(エゾメバル)っぽい。

釣った時はガヤ(エゾメバル)だと思っていたアレ。

釣り上げた当初、ガヤだと思って微塵も疑うことの無かった筆者。このガヤを知らない方のために一応補足しておくと、本州のメバルそっくりなお魚でその名の通り、ガヤガヤとどこの漁港でも騒がしいほど釣れるからと命名されたとされるほどの北海道では超ポピュラーなお魚。

こちらがガヤ、今思えば全然違うやんけ。

今見比べてみればその差は天と地の差なのだが、暗闇でよく見ていなかったこと+久しく本物のアレを釣っていなかったことから”ずいぶんおっきいガヤだなー”と変な感想を抱いて写真だけ撮って即リリース。

また釣れた巨大なアレ。尺は余裕で越えていた。

そして二投連続でこの謎の魚がヒットする。しかもさきほどよりサイズアップ。どちらも尺は余裕で越えていた。今思い返せばとんでもない記録的フィッシュなのだが、おバカな筆者はこちらの魚もメジャーすら当てずにリリース。

ぐっどくん

も、もったいねえ…。

 

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そして判明。それ、メバルですよ。

そして先ほどのソイと一緒にガヤだと思っていたさきほどのアレを一緒に投稿。
するとほどなくしてフォロワーさんから

”メバルいいサイズ!”

いいなあー、シロメバル釣りたいです”などと謎のリプライが届く。

え、ガヤ…。シロメバル!?

確かにガヤじゃない…。

現実逃避も含めてtwitterで「これってもしかしてシロメバルじゃないですよね」とつぶやきもしてみたのだが、

フォロワーさんA
ガヤじゃない、メバル
フォロワーさんB
デカイシロメバルw仕方ないですね
フォロワーさんC
ガヤじゃなくメバルだとおもいます

追い打ちを食らってもうライフゼロになった筆者だった。
嗚呼…。あれだけ幼少期から机に齧り付くように魚図鑑を眺め、学生時代にはyahoo知恵袋で魚関係のカテゴリマスターの称号を得ていたほどだったのに。

辛いけど、また釣ってメジャーを当てれるように頑張ろう。(多分もう釣れない)

気を取り直して…。良型ヒラメ連続ヒット!

そんな悲しい思い出はいったん胸にしまいつつ、気を取り直して本命のヒラメ狙いへ切り替え。
うっすら夜も明けてきたのでワームのサイズを上げ、いつものデスアダー6インチチャートリュースで表層~ボトムまで隅々探っていく。

すると着底すぐのリトリーブでゴンッと何かがバイト。上手いこと合わせも決まってファイト開始。引き的には間違いなくヒラメっぽい感じだったのだが、足下付近まで寄せてきたところで手前のテトラに突っ込まれ、かわすために一瞬テンションを緩めたタイミングで外れてしまった。

うーん、昨日まで上げていたヒラメより確実に大きそうだっただけに非常に残念。

しかし時間的にはまだまだマズメタイム。気を取り直してキャストを続けていると、明るくなった午前4時半過ぎにまたしてもヒット!

今度はしっかりキャッチ!52センチ。

ネットに収まったのは52センチのまずまずサイズ。刺身にしたら美味しそうな大きさだ。
しかし、ここから日が出て明るくなるまで全く反応が無くなる。通せる限りのコースをデスアダーとブルーブルーで通したが、一度もバイトが無かったのでここでジグミノーへチェンジ。

港内に入っているイワシのサイズがかなり大きかったことを思い出し、かっ飛び棒130BRのリアルイワシにチェンジ。

船道に投げ、ボトム着底後にデッドスローで10回ほどリトリーブ。また着底、リトリーブを繰り返しているとひったくるようなバイトでブラックアローが弓なりに曲がった。

kawaguti
食ったー!!

漁港でこのパターンでは初めてヒット。釣れるとは聞いていたが、実際に掛けるとめちゃくちゃ気持ちいい。
しかも先ほどの魚よりもかなり強烈な引き込みだ。曲がり重視で設計されているブラックアローではまた手前のテトラに潜られそうになるが、ステラのドラグをめいっぱいに締めて一気にリフトからのネットイン。

狙い通りの一枚にガッツポーズ!
ヒラメの胃袋に入っていた大きなイワシ。

リアフックに口の皮一枚でのフッキングだった。なお帰って捌いてみると、お腹の中にはルアーとジャストサイズのイワシがぎっしりり詰まっていた。

結果は52cmと56cmのヒラメ2枚をキャッチして大満足の帰宅。シロメバルはどうしたって?ええ、二匹とも今頃海の中で元気に泳いでいるので忘れてください…。

帰ってからは熟成させて絶品カルパッチョに。

味付けはオリーブオイルとバルサミコ酢、岩塩だけ。

帰ってからヒラメは刺身や唐揚げの他、少し寝かせてから薄く切り分けて皿に盛り、上からたっぷりのオリーブオイルとバルサミコ酢、岩塩をかけてカルパッチョに。

これがキンキンに冷やした白ワインとよく合う絶品だった。
もちろん冬の個体と比べると脂はないが、寝かせた分もっちりとした食感と旨みが増してこれが非常に美味しい。

あ、そうか、次はシロメバルを仕留めないといけないな。