さてこちらは土曜日の釣行。
最近通っている津軽海峡方面の釣りがなぜかパターンにハマっており、過去に無く釣れ続いてるだけになるべく早めにできる限り釣っておきたいとこの日も朝練へ。
果たして連釣記録を伸ばすことはできたのか。
スレ対策に…。秘策は2つ。
本当に3月の連続ボウズはなんだったのかと思うほど好調な釣果が続いているが、筆者的にそろそろ何か起きてもおかしくない。
なぜならkawagutiはそんなに魚を釣る人間じゃ無いはずだからだ。
まあ釣れるにこしたことはない。最近冷蔵庫に魚がない日がないため、スーパーに行く回数が減ったので食費もかなり浮いているし。
この感じでレタスやトマトなんかの野菜も釣れてくれたら永久に暮らしていけるのだが…。



まあそんな冗談はさておき、この日も向かったのは津軽海峡方面の釣り場。
さすがに毎日ジグばかり打っていても魚も飽きるだろうと、前日にあらかじめ2パターンのカスタムを用意してみた。
それが毛針とブレード。
毛針はもともとサクラマスのバケ釣りで有効なのは実証されているのだが、ショアからのタダ巻きだとどうしてもジグの泳ぎを邪魔してしまいあまり実績は無い。実際、4月上旬に日本海側で使ってみても周りが釣れている中で全く無反応だったので封印していた。
だがここ数日調子が良いフォール重視の釣り方ならどうだろう。これならバケ釣りのしゃくりの動作に似ており、案外マスが興味を示してくれるかもしれない。
それプラスでさらにアピールに繋がるブレードの2パターン用意して、この日の釣りを攻略してみようということに。
ホッケからスタート。そして無限に釣れるホッケ。
まずはフォックステイルのテール側にブレードを付けたものからキャスト開始。ボトムまで沈めて軽くジャーク。
そしてフォールを繰り返してくると、いきなり何かがアクションしてきた。
重量感はあるが、いかんせん走らない。
最初こそゴンゴンと威勢が良かったが、手前まで寄ってくると「もう勘弁して」と言わんばかりに上がってきたのは茶色マスことホッケちゃん。



しかしこれが40cm近いなかなかのサイズ。胴回りも太くて脂も乗っていそうなのでありがたくキープさせていただく。
だがここからが大変だった。この日はボトム周りにホッケが補食しているアミが溜まっている+ブレードの輝きがめちゃくちゃホッケに効くようでほぼ入れ食い状態に。
竿を曲げる度に周りの視線がこちらに集まる。
そして茶色い姿が見えると「なんだ、ホッケか」とがっかりされているような感覚に。いや確かに周りが釣れていない中で竿を曲げていたら期待してしまうものだ。
そしてブレードチューンにサクラ現る!
ホッケをある程度キープし終えたところで、そろそろサクラを釣りたいと今度はボトムまで落とさずに表層気味でジャーク&フォールを繰り返して攻めてみる。
するとガガガッと攻撃的なバイト。
一度目は乗らなかったので、気にせず次のフォールで追撃を待っていると。
ゴンッ!!
今まで掛かっていたホッケとは明らかに違うパワフルな引き。竿が叩かれるようなファイトを楽しみつつ、朝一の魚をバラさないように慎重にタモ入れを済ませ…。



おお、本当にブレードで釣れた。サクラマスにブレードが効くという話はあまり聞いたことがなかったのでかなり嬉しい一匹。
まあフォールが通用するこの釣り場だけかもしれないが、基本的な習性は同じなので他の釣り場でも使えるかもしれない。
お次は毛針で。
一つ目の目標は無事に達成したのでお次は毛針の出番。なおこの日はあまり魚が入っていないのか、全体で見ても筆者の魚を含めて2本程度のマスしか上がっていないっぽい。
ボウズを逃れた筆者は余裕をこいてお次は毛針チューンを試してみる。毛の色は本来ならサクラに聞くとされる緑を使いたかったのだが、あいにく家にアキアジ用で余っていた物しか無かったので赤で代用。
そしてルアーはダイソージグを使用してみた。
狙い方は同じ。ボトムまで落としてジャーク、ジャーク。
数秒間、テンション掛けながら落として…。
ゴンッ
おお、まさかのヒット。いつも通りフォール中にじゃれてきて乗ったっぽい。
サイズは小さいが、引きからして本命で間違いなさそう。



うーん、こんなに上手くいくのか。この時点でほぼ誰も釣れていないので、魚がいるから何でも食ってくるという状況ではなさそう。
やはりスレているのでこのようなちょっとしたチューンが効いていると信じたい。そしてなにげにジグロックでは初めてのサクラマスだった。



とまらないドラグ!!ダイソーで良型!!
それからダイソージグのスプリットリングを変え忘れていたせいで、大きめのホッケを抜き上げたら毛針ごと海に消えていってしまいうっかりロスト。ブレードにしてホッケの猛攻に遭うのも面倒なので、素のダイソージグロックを投げていた。
時刻は午前7時過ぎ。この日も仕事前釣行だった筆者は時間的にもそろそろ終了といったところだろう。
だが、ここで異変は起こる。
天気も良くなってきたのでボケーッと海を眺めながら表層辺りを探ってキャストを続けていると、急にロッドに重量感。そして沖でマスが跳ねた。



いままでの小~中サクラとは全く異なる引き。ジャージャーとドラグが出され、止まっては出されを繰り返す18ステラ。やっぱサクラの引きって最高だ。



それにしても様子がおかしい。やたら跳ねるし、それにドラグが止まらない。これサイズでいったら余裕でロクマルを越えているんじゃないか。
あまりの引きにお隣さんも駆けつけてくれ、タモ入れのアシストにスタンバってくれた。
足下に近づいてきてからも再度深く突っ込まれ、ブラックアローのタメでなんとかいなしながら寄せてくると、ある異変に気付く。






止まらないドラグの正体はまさかのスレ掛かりのおマス。まあ50cm後半はありそうだが(帰って計ったら55cm)、あのファイト中のドキドキ的にはロクマルを越えていて欲しかった。そしてスレって奇跡か。
帰宅してホッケはカラスに盗まれた。次回も期待。



まあ美味しいサイズをキープ出来たし、仕事前朝練だったのですぐに帰宅して全ての魚を捌いて出勤。
前回同様にホッケはネットに入れて一夜干しに。帰ったら出来上がっているスタイルにしていたのだが、帰宅後にネットを覗いてみると2本消えている。



めんどくさがってほんのちょっとチャックの隙間を空けてしまったのだが、そこからスルリと抜いて良かれたっぽい。
ちなみにここら辺のカラスは一度魚があると分かると定期的に遊びに来るので、金網なりなんなりで対策をしないとしばらくは干せなくなってしまう。
前回は1本だけだったから盗られなかったが、大規模で干すと一発でバレるか…。
ああ、また部屋が魚臭い生活になりそうだ。