本日は鮭釣りの少し残念なお話。
標津・羅臼両町の境を流れる植別川のサケ・マス河口規制が延長されたとの発表があった。
同河川の河口は遠音別川河口(オンネベツ)などと並んで、解禁日の0時から釣り人が溢れるほどの毎年鮭釣りの人気エリアとなっていただけに、今回の発表を残念に思う釣り人も多いだろう。
昨年までは9月31日の解禁となっていたが、これが11月末までの延長となると同河口での今シーズンの鮭釣りは絶望的な状況となりそうだ。
植別川の河口規制はどうして延長?
では植別川の河口規制はなぜ延長となったのか。
まず従来の規制では河口の両岸から500メートル以内の海岸を起点に沖合500メートルまでの四方を対象とし、期間は6月1日から9月31日と設定されていた。
去年までの植別川河口規制
6月1日から9月31日
6月1日から9月31日
2021年の植別川河口規制
6月1日から11月30日
6月1日から11月30日
この延長の理由について、根室海区漁業調整委員会によると「増殖事業に使う親魚の確保のため」と発表している。
もともと植別川は根室管内さけ・ます増殖事業協会が管理する12河川の補完河川(親魚の捕獲数が足りないときに捕獲を行う河川)に設定されており、前年の根室海区の親漁獲補率が低迷していたことから今回の河口規制期間延長の判断に踏み切ったようだ。



鮭を増やすためには仕方ないか…。
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