さて9月に入り北海道内で鮭定置網漁の水揚げが始まった。
ここで気になるのが各地の水揚げ状況。
漁師さんの網に入らなければ私たち陸の釣り人が釣れるわけもなく、個人的には鮭釣り人にこそ気にしてほしいニュースだと思っている。
こちらは今月2日のえりも港の水揚げだが、なんとブリが25トンに対し、本命の鮭はたったの600キロ。
水温が20度程度と高い状況が続いており、近年北海道でも良く獲れているブリの方が網に入るというなんとも驚きの状況となっているようだ。
また道東白糠町の初日の水揚げ量も昨年の三分の一。ここ5年で過去最低ではないかと漁師さんが嘆いている。
その一方で例年よりも鮭が獲れているエリアがある。果たしてその夢のような場所はどこだろうか。



気になるな!
なんと日本海側は鮭の漁獲量4倍!
各地で鮭が不漁となっている中、唯一好調なスタートを切ったのが道央日本海側の石狩湾新港と厚田漁港。
1日の解禁日の模様は両港合わせてなんと昨年初日の4.4倍となる23.1トン。
先ほどのえりも港の水揚げと比べても獲れすぎているブリと同じ量の鮭が水揚げされたようだ。
日本海といえば先月筆者が書いた秋鮭来遊予想記事でもまとめたように、全道的にサケ漁不振となる中で唯一来遊量がアップする予想であるとご紹介したばかり。
また3年魚が中心だった昨年と比べて、今年は4年魚の回遊が増えると見込まれており、魚体に関しても期待が出来そう。



となると釣りに関しても昨年同様日本海側が熱くなるのは間違いないとみてもよさそうだ。
どちらにせよ、まだ全道の鮭定置網漁は始まったばかり。
これからの情報をチェックしつつ、また何か変化があれば随時当ブログでもご紹介していきたい。