【鮭釣り】10日最新!秋さけ漁獲速報更新!今釣れているのはココ!?

さて北海道連合海区漁業調整委員会から最新の秋さけ漁獲速報が発表となった。

今回の期間は10月10日までの全道各地における鮭定置網漁の速報となっている。

前回好調だったオホーツク・日本海エリアはまだまだ上向きなのか、そして低迷しているえりも以東はいかに!?
さっそくそのデータから今鮭が釣れていそうな場所を分析していこう。

10日現在の秋さけ漁獲、全体の数字は?

ではまず北海道内全体の数字を見ていこう。

道内の数字は前回9月30日の数字から約30%増加し、13,454,949尾となった。
これは昨年同期比で5.6%とわずかだが数字が増えているようだ。

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オホーツクの漁獲状況について

ではまずオホーツクエリアの漁獲状況について。

前回もお伝えしたように、同地区は宗谷岬から紋別の西部、湧別から北見市常呂の中部エリアの漁獲が好調で、我々釣り師においても狙い目のポイントなっている。

管内全体の漁獲量は前年同期比27・9%増の1万6363トン。漁協別の漁獲量は、網走が同4・8%増の2824トンで最多。紋別が同92・0%増の2590トンと好調で、紋別漁協の進藤和幸参事は「過去5年で見ても一番良さそう」と見込む。
「10月に入って取れ高は落ちてきているが、9月にこんなにとれることはない」と今年の状況を話す。
(北海道新聞・10/13日朝刊、地方版)

なんと”過去5年で一番良さそう”といった地元の漁協関係者の声もあがっているようだ。

最新の数字では西部が若干落ち着きを見せ、中部の方がより数字が伸びているのが確認できた。

根室の漁獲状況について

根室エリアは羅臼町のオショロッコ川周辺から納沙布岬までの南部が若干数字を伸ばしたものの、知床岬からの同河川までの北部は昨年同期比で15%減と不調気味。

全体の総数は昨年とほぼ変わっていない。

えりも以東の漁獲状況について

赤潮の被害などが深刻化したえりも以東の漁獲状況は、昨年同期比で約19%低下。

東部の数字が若干伸びたことにより、30日の速報値よりは若干増えたものの、えりも岬から白糠町茶路川を範囲とする西部は昨年同期比で34%減となっている。

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えりも以西の漁獲状況について

今回の発表の中でもっとも漁獲が減っているのがこのえりも以西。

なんと昨年同期比で44%。前回の発表よりも数字が落ちた形だ。

特に日高、胆振地方が昨年の半分以下の漁獲となっている。この地域の水揚げのピークは10月下旬頃とされているが、ここからV字回復とまでは予想しにくく、釣り人においても厳しい状況が続きそうだ。

その中で道南エリアのみが昨年同期比約6%増と、前回発表の速報値よりも伸び率は落ちたが、えりも以西では唯一期待が持てそうな数字となっている。

日本海の漁獲状況について

それでは最後に日本海エリアの漁獲状況を見ていこう。

全体の数字は昨年に比べて前回発表よりも少し落ちたものの、やはり積丹岬から松前までの南部エリアの漁獲が多いようだ。

中部もこれに続く形となっているが、石狩市雄冬岬から稚内市宗谷岬の北部エリアは昨年同期比で32%減と数字が伸び悩んでいる。

まとめ!鮭釣りの狙いはこの3カ所!!

そんなわけで今回は10月10日時点における全道各地の秋さけ沿岸漁獲速報を地域別ごとに比べてみた。

その結果、釣りにおいても好調となりそうなのが…。

直近の鮭釣り好調エリア!?

オホーツク(宗谷岬から紋別、枠別から北見市常呂までの西部、中部)

日本海~南部、中部

えりも以西~道南

の3つのエリア!残念ながら前回は好調エリアに含まれていた日本海中部はランク外となった。

オホーツクはそろそろ終盤を迎えるが、道南や日本海南部はこれからが本番。
10月半ば以降もまだまだ続く鮭釣りの釣行の参考にしていただければ幸いだ。