北海道でのヒラツメガニの釣り方を考察!仕掛け作り編。

数日前に投稿したこちらの記事。

ご覧いただけば分かるかと思うが、筆者はすっかりとヒラツメガニの旨さにハマってしまったのであった。
特に内子とカニミソ。あの濃厚さとクリーミーさは他の食材ではなかなか代用できない味。

ああ、また食べたい・・・


いざ考察

 

そんなわけで今回は、ヒラツメガニを効率よく釣る方法について考察してみた。
恐らく本州からアクセスした方々は「カニ網を使えばいいじゃないか」と真っ先に考えるはずだ。

このカニ網という仕掛けは、

1.中にサンマやイカなどを入れて、投げ竿などに付けてキャスト。
 2.30分後くらいにあげると餌に集まったカニが、網に絡まって釣れてしまうと言う優れもの。

全国の釣り具屋でも販売されているので見かけることがあるだろう。

しかし、ちょっと待ってほしい。

北海道ではこのカニ網の使用は禁止されている!

<北海道のフィッシングルール web版p6-7より>

恐らく、北海道で使うとケガニや花咲ガニなどの高級なカニ達を一網打尽に出来てしまうからではないだろうか。
もし通販などでこのカニ網を購入して、北海道で使用した場合、どんな罰則になるのかを調べてみた。

POINT

次の各号の1に該当する者は、6月以下の懲役若しくは10万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
1 第4条、第11条、第21条第1項、第22条(第1項のうちさけを除く。 )、第23条、第24条第1項、第2項、第3項若しくは第7項、第24条の2、第25条第1項、第26条又は第27条第6項の規定に違反した者
(北海道内水面漁業調整規則より)

カニ網については恐らく、この第30条に違反することになる。
よって6月以下の懲役若しくは10万円以下の罰金になってしまうのだ。

これでカニ網は使うことが出来ないことがおわかりいただけただろう。

なお、これとは別に漁業権というものも存在する。
いくら許可された漁具をしようしても、漁業権が設定されているとその海産物を捕るのはNG。

念の為、筆者が住んでいる地域の振興局の水産担当者に問い合わせてみたところ、「ヒラツメガニは対象外なので捕っても問題ない」との回答をいただいている。(最初、道に問い合わせたら「どちらの人ですか?」とめちゃくちゃ怪しまれた)

なので、もしお住まいの地方でカニを釣りたいと思った場合はWEBで調べるか、分からなければ漁業権を取り扱っている市町村の担当部署へ問い合わせを。
もしかしたら釣り具店でも聞くことができるかもしれない。

スポンサードリンク

新たな釣り方を考える

今回、筆者は新たな釣り方を考えてみた。

それがこの仕掛け。

え?普通の仕掛けじゃんと思われただろう。
しかし、針の部分に注目してほしい。不思議な構造をしているのが分かるだろうか。

これはテトラポットから釣る伊勢エビ釣りで採用されている方法を参考にして作ったものだ。

針は伊勢エビ仕掛けに使われることが多い伊勢尼やチヌ針ではなく、より軸の細いアジ針を使用した。
本当はもっと細いヤマメ針と悩んだのだが、いくら小型のヒラツメガニでも細すぎて折れてしまうだろうと不採用。

針部分はこんな感じ。

作戦としては、針にサンマやイソメを付けてキャスト。
餌に気付いたヒラツメガニが食べに来る。
合わせを入れてフッキング。3本の針のうちどれかに掛かって釣り上げの流れ。

果たして上手く行くのだろうか。
次回実釣編へ!

もしもっと良い釣り方があれば教えてください