本日は北海道におけるショアからのブリの釣り方をご紹介!
実は北海道でのブリ釣りは以前まで知る人ぞ知るマニア的ターゲットだったのだが、
地球温暖化による回遊ルートの変動などにより、ショアからもある程度の数が釣れるようになって以来、徐々に人気が急騰している釣りだ。



掛けてからの引きは道内の他のどの魚よりもすさまじく、足下の根などに突っ込まれると一瞬で切られてしまうなどゲーム性も非常に高いのがこの釣りの魅力でもある。
今回はそんなブリの釣り方を、ハイシーズンには自宅近くの磯へ毎日のように通う当ブログ生粋の青物フリーク”しゅんくん”が一挙にご紹介。








ブリの生態について
釣り方に入る前にブリという魚の基本についてご紹介していこう。
出世魚としても知られるブリは関西や関東など地域毎にその名前が変化する。また食味も良いことからぶりの照り焼きやぶり大根など日本人の食卓にもなじみ深い魚となっている。
~ブリとは~
・北海道から九州南岸、まれに沖縄まで幅広く生息。東シナ海から西日本で産卵を行う。
・イワシやアジなどを主食とし、5年程度で80cmほどに成長する。
→一大産地である富山などの北陸地方ではお祝いに欠かせないお魚。
・関東ではモジャコ(幼魚)→ワカシ(35cm以下)→イナダ(60cm以下)→ワラサ(80cm以下)→ブリ(80cm以上)というように名前が変わる出世魚。



よって釣れている魚に合ったタックルを用意するのが重要だ。
食べても美味しいのがブリの魅力!



なお特に10月~11月の晩秋時期に釣れる戻りの個体は寒ブリとも呼ばれ、産卵のために餌をしっかりと食べているので脂が最高にのった状態となり、1本で数万円の値が付くことも。こちらはいわずとしれた高級魚だ。
ではいよいよ次の項目からしゅんくんの解説で魅力たっぷりなブリの釣り方をご紹介していこう。
ブリが釣れるシーズンについて。
まず北海道の青物シーズンは基本的に5月末〜12月初旬と長期間で狙える。
最盛期は6月中旬〜8月中旬。2017年頃を中心とした4〜5年前は11月に毎週爆発したりとかなり騒いでいたが、ここ最近は戻りブリは年々釣れている数が減っている傾向がある。
最盛期は6月中旬から8月中旬
なお、ブリの適水温は10~15度以上とされている。基本的に道内の11月はこれ以下の水温となってしまい、あまり遅い時期になると釣り上げることが難しくなる。
ブリにオススメのタックルについて。



次にタックルについてだが、基本的にはロッド10ft前後、ジグウェイトMAX80〜120g負荷まであれば十分対応できる。
ざっとおすすめを挙げるとするならば、コスパ重視で初心者の方向けだと
メジャークラフト ソルパラSPX-1002Hや
シマノ コルトスナイパーBB-S106MH。
そしてダイワ ジグキャスター100MH・Nなど。特にこちらのジグキャスターに関してはリールとセットのものも発売されているので、これから手始めに始める方にはもってこいの商品だろう。
ブリにおすすめなリールについて。
リールはシマノ製で6000番〜8000番。ダイワ製で3500〜4500番といった番手を用意すれば間違いない。
PEは2.5〜3号、リーダーは60〜80lbとなる。
シマノ ストラディックSW6000XG〜8000HGや
ダイワのヴァデル4000Hなどが挙げられる。
ただここ最近の釣れているサイズは稀にメーターを超えたり、道内では珍しいヒラマサも釣れることもあるため、そちらも視野に入れるという方々はもう少しハードタックルでも良いだろう。



ちなみに自分の使用タックルはZENAQ MUTHOS-Accura100Hにシマノ バイオマスターSW6000番。
タックルバランス的に考えるともう少し番手の大きいリールが欲しいところではあるが、お財布の事情から上記のものを使用している。
しかしこのロッド、使ってる感じだと確かに大物が掛かった時は安心してファイトできるが、ちょっとパワー余分な気がする(笑)
ブリにオススメのルアーについて
では実際に使っているルアーの方だが、基本的に自分はトップウォーターが主体。
というのも青物を始めた高校生の頃はジギングばかりで釣っていたが、一度試しにシンキングペンシルで表層巻きをしていたらダイレクトにジャンプして捕食してきたのを見てから虜になってしまったというオチである。



プラグの場合は基本ダイビングペンシル、シンキングペンシル、ポッパーなど含め40〜80g、120〜170mmほどあれば十分だ
広範囲に攻めたい、かつアクション重視の場合はダイペン。場合によっては中層〜底まで攻めたいのならシンペン。ベイトが小さすぎる、なにをしてもほぼ無反応という場合はポッパーなどなど使い分けは多彩。
ブリにオススメのジグは?
ジグだと60g〜80gでもあれば十分。しかしポイントや潮によっては河川の激流のような潮が流れることもあるので、幅広い状況にも対応出来るように100g前後のジグも所持しておきたい。
ジグの強さは何より飛距離と重量。
「あのナブラはペンシルじゃ届かない…」
「目の前が激流すぎてペンシルじゃ対応できない…」
そんな時はやはりジグの出番。ナブラは起きないくせに周りの人達底で攻めて掛けてる。
そんなシチュエーションも幾度もあった。
さらに、その人その人に寄ってアクションの仕方が違うから、自分で考えたアクションで釣るのが何より面白いし嬉しい。
リフト&フォールからの早まき
などなど多彩なアクションで組み合わせれるのがジグの醍醐味だ。
ブリに効くのはこのアクション!
ジグだとワンピッチやジャーク、リフト&フォールなど、プラグにはない様々なアクションが出来るのが強み。
逃げられてるベイトを演出したいのならワンピッチ、リアクションで食わせたいならリフト&フォールが挙げられる。
ちなみに、その時のベイトに寄るがナブラ打ちをジグでやる際、ただ巻きは必須。経験上ナブラの中でジャークをしても食わせたことはほぼない。
むしろ鬼速ただ巻きだとほぼ100%食ってくる。
【ジグ遠投後、横の方でナブラ発生】
「やばい!回収しないと!(鬼早まき)」
クルクルクルクルドンッッ!!!!
という経験が数回ある。
ペンシルの場合は?
あくまで個人的見解だが、ナブラを見つけやすい+手前に寄ったベイトが流されない、そのおかげで青物の群れが寄りやすくなるといった理由から、個人的には潮がスカスカの無風ベタナギが好み。
そうなった場合はペンシルが強い。
無の状況の中水面アクション、そしてペンシルの後ろらへんから波紋が…ガブッ。
こう言った経験が幾度もある。
基本ナギの日はナブラが出ることが多い。
逆にシケ・潮激流の場合はジグの出番。先ほども記したが、「ペンシルじゃ流される!」「波が高すぎてアクションしづらい!」こういったシチュエーションの場合はジグで水中を探ると釣果を挙げることが出来るだろう。
目指せ!北海道のショアからブリ!
そんなわけで今回は北海道は南側日本海をフィールドとする当ブログメンバー”しゅんくん”による北海道でのブリの釣り方をご紹介してきた
一口にブリのショアジギといってもジグやペンシルなど、ルアーによってそのアクションも大きく変わるのがこの釣りの醍醐味。なにしろ1m級の巨体が水面のトップに飛び出してきた日には…。
やみつきになること間違いなしだ。
なお当記事はまだ制作途中のため、読みづらい点もあるかと思うが、後日加筆予定なのでこうご期待いただければと思う。