【2018】鮭(アキアジ)釣り場好調ランキング!9月の秋鮭漁獲量から予想してみる。

9月も最終日。
アキアジシーズンもいよいよ最盛期を迎えつつある。

各地で釣果も上がっており、堤防や河口には多数のアキアジアングラーが肩を並べて期待の1本を狙っていることだろう。

そんな中で気になるのが「今一番秋鮭が獲れているのはどこか」ということ。
近年は記録的な不漁が続いている鮭だが、今年はいかがなものなのか。

そしてこの一番漁獲量が多い場所=アキアジが好調と予想できるのではないだろうか。

そんなわけで今回は、北海道庁がまとめた”平成30年度秋さけ旬報”をもとに、アキアジの漁獲量からランキングまで解説していこうと思う。

今年の秋鮭漁獲量は?

地域別に見る前に、まずは全体量をみていこう。


北海道HP・平成30年度秋さけ旬報(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/ggk/H30sakesokuhou.htm)

全体で見ると、全道の総漁獲数は昨年に比べて33.6%アップの418万2776匹。
一見すると好調に見えるが、昨年が記録的な漁獲不足だったために、そこまで目立った回復とはいえない。

参考までに、昨年のデータは以下の通り。
ほぼ全ての項目でマイナスの数字となっている。

囲みの中の文章
北海道HP・平成29年度秋さけ旬報(http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/ggk/H29sakesokuhou.htm)

しかし、この中で1点注目していただきたいのが、道南の漁獲尾数。
道内で唯一プラスの数値となっているが・・・

確かに昨年は道内全域でアキアジ釣りが不調だったものの、道南だけがある程度好調だった。
このことから、この秋さけ沿岸漁獲旬報をアキアジ釣りに応用することは十分に可能だと考える。

続いて地域別に見ていこう。

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オホーツクの秋鮭漁獲量は?

ほぼ毎年、全道でも一番の漁獲量を誇るのがこのオホーツク地方。

前年比は25.3%アップの249万匹。

釣り場としては網走や常呂、斜里などが有名。
9月上旬の漁獲量は94万匹だったことから、この半月で一気に漁獲量は上昇中。

オホーツク地方の釣りはまだ開幕したばかりだが、この数字から今後も好調が続くのではないだろうか。

根室の秋鮭漁獲量は?

続いて根室の漁獲量。根室地方には10年ほど前まで秋鮭の漁獲量no.1だった標津町が存在する。

データは上の通り。
量こそオホーツクに負けるものの、昨年と比べた上げ幅は57.7%アップで全道2位。

根室方面は有名な釣り場が少ないため判断が難しいが、少なくとも昨年よりは上向きといえるだろう。

えりも以東(襟裳岬-納沙布岬)の秋鮭漁獲量は?

続いてえりも以東の漁獲量について。

アキアジ釣りのエリアとしては一番早く開幕したポイント。
場所も十勝や釧路方面を含むため、人気度・注目度も高い。

上げ幅も47%増加とオホーツクを上回る。

ただ・・・3年前のデータと比べると漁獲量は3分の1以下。
例年だと道東方面はそろそろ下火となると考えられるが・・・漁獲量的にはまだ期待は持てそう。

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えりも以西の秋鮭漁獲量は?

続いてはえりも以西の秋鮭漁獲量を見ていこう。

えりも以西には歌別漁港、目黒、伊達漁港など数多くの有名アキアジポイントが存在する。

①えりも町・歌別漁港【鮭(アキアジ)釣り・ポイント紹介】

②えりも町・目黒漁港【鮭(アキアジ)釣り・ポイント紹介】

このエリアの漁獲高で一番注目したいのが日高の数字だ。

その上げ幅は前年同期比で212%の増加。

信じられない上げ幅だが、確かにアキアジ釣りにおいても”歌別”、”白老”などは爆発的釣果となっている。
よって今季アキアジ釣りをするのなら・・・

日高地方が一番確実と判断していいだろう。

しかし、この好釣果がいつまでも続くとは限らない。お早目の釣行をおススメする。

日本海の秋鮭漁獲量は?

そして最後に日本海の漁獲量について。
あまり好釣果が聞こえてこないが、データはどのようになっているだろうか。

なんと、漁獲量を見ても不調気味。

増毛や毘砂別などがある日本海北部は53%の上げ幅となっているものの、他はすべてマイナス。

今後上昇する可能性はあるものの、現時点での期待値は少し低いだろう。

まとめ・今、最も釣れているアキアジ釣り場ランキング

そんなわけで今回は、道が発表しているデータから、エリア別の秋鮭漁獲量を見てきた。

その結果、今最も釣れている釣り場に相応しいのは・・・

1位”日高地方”

と考えられるだろう。

その次に2位オホーツク全域、3位えりも以東と続いていく。
※根室は釣り場数が少ないことから今回は除外。

特に日高地方は昨年に比べると劇的な漁獲量upとなっているため、今後も期待は大。

皆様の今後のアキアジ釣りの参考になれば幸いだ。