さて毎日通いまくりな津軽海峡方面サクラマス釣り第4弾。
鉄は熱いうちに打てとはよくいったものだが、基本回遊魚であるサクラマスも居るうちに通うのが数を伸ばすのが大事であり、去年10何連ボウズを食らってひどい目にあった筆者的にはこの熱い時期を逃がすわけにはいかない。
どうせまだ魚居るだろうし来週でいいやと言って何度酷い目にあったことか。
そんなわけでこの日(27日)も仕事前にいつもの釣り場へ向かったのだった。
若干立ち位置変更。まずはホッケ。
釣り場に着いたのは午前4時半。釣り場はいつもの方々がすでに振っており、残念ながら筆者の立ち位置も埋まっていたので若干左側にズレてキャスト開始。
朝一なのでまずはアピール重視のダイソージグ、ブレードチューンから攻めてみる。
なおチューンといってもこのメジャークラフトの簡単ブレードという商品をテール側に装着しただけの超お手軽カスタムだ。
この簡単ブレードが1枚辺り150円弱なのに対し、ダイソーのジグロックが一個当たり110円なので、もはや装備品の方が高いという極めて珍しいルアーに仕上がっている。



ボトムまで落としてチョンチョンチョンと軽く巻き上げた後、またフォール。
するとさっそくモゾッと触るようなバイトがあったので、上のアクションを続けていると…。
ゴン。
無事にフッキング!ただ引き的には本命ではないアイツ。



やっぱりホッケ。でっぷりとしたお腹には恐らくオキアミ類が詰まっているのだろう。
こちらも美味しいのでサクッと血抜きしてキープし、お目当てのサクラを狙って黙々とキャストを続ける。
そして本命現る!ダイソーブレードで初キャッチ。
それから5分もしないうちに中層付近でフォール中のダイソーブレードがひったくられるバイトがあった。
すぐに合わせると首を振りながら小刻みに抵抗する元気な引きで本命間違いなし。これだけ頻繁に当たると最高に面白いってもんだ。
足下までしっかり寄せてタモまで誘導し…。



40cm半ばの小ザクラをゲット。
あくまで憶測だが、ここの場所は2種類のベイトパターンに分かれている気がする。50cmまでの小~中サクラはオキアミに付き、それ以上はイワシやオオナゴを捕食(実際捌いても大型個体は胃袋に魚が多い)という感じ。そしてこの小~中サクラまでがフォールに反応しやすいのかなと。
まああくまで大型個体の絶対数が少ないので、まだまだ通ってみないと答えは出ないわけだが…。
それでも筆者的にはこの位のサイズのサクラはトバの錬成に最適なので、まだまだ釣っていきたいところである。
さて今回はサクラマスやカラフトマスを使ったとばのお話。とばというと鮭を使ったものが一般的だが、実はホッケだったりマスだったりと別の魚で作れることをご存じだろうか。淡白な魚なら意外と美味しく作れる上に、寒い時期なら干すだけで簡単。[…]
若干サイズアップ!毛針からのブレード。
お次は5時過ぎになってフォックステイルに毛針付きトリプルをと搭載した改造で1本を追加。
また反応が無くなったらブレードに交換と天下のサクラ様を飽きさせない釣法で着々と数を伸ばしていく作戦に。
それにしても今までのサクラの釣りと言えばフォール重視なんてあり得なかっただけに、こうやって実際に釣れているのが未だに不思議で仕方ないけれども。
機会があれば他の釣り場でも使ってみたいところだ。
そして最後にサイズアップ。タモ折れる。
それから1時間ほど経った頃、小さめのホッケを何本か追加していたところにガツンと本日一番のバイトがあった。
ファイト中もジリジリとドラグが出される気持ちいいファイト。
無事に足下まで寄せ、若干手こずりながらタモに収まる。それでも暴れるサクラマス。
ビタンビタンと抵抗するも、相手はもちろん網の中、もう釣り人の完全勝利に間違いなかったのだが…。
バキッッッッッッッッッ。
ん!?



目の前でバキッと亀裂が入ったランディングポールⅡの姿があった。
ええ…。まだ買って1ヶ月とかなのに。確かにしゅんくんには「それ折れやすいから気つけてくださいね(笑)」などと忠告されていたのだが、見事に前振りを回収する形になってしまった。
まあ完全に折れたわけではなく、あくまで亀裂が入っただけなので(それでも使い物にならないけど)釣りは続行。
そう、穴の空いた金魚すくいのポイでも工夫すれば魚は掬えるし、この折れたランディングポールでも上手いこと力加減を分散させれば魚をキャッチ出来るはずだ。
…
…
結論から言うとその後はなんの反応もなかった。


