寄稿:特派員I氏
特派員は前日から泊まり込み、懲りずにアキアジを求めていた。
なんといっても現在6連敗。しかも特派員を差し置いて毎回のように鮭を釣り上げる友人ら。
今回はいつにもなく、目を血走らせながら釣り場に向かったのだった。



知り合いにいきなり本命ヒット!



前日もそれなりの数が釣れていたため、かなり人が入ると予想し日が変わる前に現地へ到着。景気づけに酒を流し込み、仮眠。
午前4時に特派員の兄(今年からアキアジを始めた)と共にスタートした。
この日は日曜日ということもあり超満員の港…。特派員と兄は知り合いのポイントに入れてもらうことに。
周りがフカセの中浮きルアーを投げる特派員と兄。



1時間ほど投げ続けていると、たまに当たりが来たと思ったら餌取りという状況。
もちろん特派員らを入れてくれた知り合いのフカセにも同じく餌取りらしき当たりがあり、その当たりをジッと眺める特派員兄。
このままカツオだけ綺麗に取って消えるだろうと思いきや…。
水中へ消し込み、その場でステイする浮き。
咄嗟に合わせを入れる知り合い。合わせた時に水中でギラつく大きな魚体!
餌取りの当たりだと思ったのはなんと本命。丁寧にいなしながらゆっくりと寄せ、浮いた所を特派員が空かさずタモ入れ。
まさかのナイスサイズのアキアジ!
港に入ってきたばかりと思われるコンディションの良い魚に、しばし見とれる特派員と兄であった。
そして場所移動。もしや釣れている?
本命の登場に兄も特派員も俄然やる気を出すが、上がるのは如何せん浮きフカセばかりで浮きルアーへの反応は全くない。食いが渋いのか、はたまた棚が深いのか…。
お昼から予定があった兄は、10時まで投げるも餌取りの反応数回で終了。特派員も兄と共に切り上げ、帰宅しようとしたがどうしても気になるポイントがあったため寄り道をすることにした。
ついに現れる鮭(アキアジ)!特派員6連敗を脱す。
兄と別れ寄り道をした特派員はそのポイントでも知り合いを発見。(特派員は基本釣れないが、各港に知り合いという情報網が存在することだけが自慢)
話を聴くと「全体12〜3本は釣れてるよ!俺は1バラシだけどね…」ということで隣で投げることに。
30分ほど話しながら投げていると少し離れた所でアキアジがヒットしているのが見えた。
まだ魚はいる。
そう信じて投げ続けていると、突如リーリングが強制ストップされる。






本命だと確信し、強めのフッキングを入れると、水中で反転し、ギラつくアキアジ。
フッキングも決まって綺麗に曲がる竿。そして時折ジリジリと絞り出されるドラグ、もう心拍数は最高潮だ。
ここでバラしたら恐らく本気で泣く。
竿を寝かせながら慎重にやり取りをしつつ、今年初のアキアジの引きを存分に楽しみながらファイト。銀ピカで体力のある個体なので、とにかく引く引く。
なんとか足下まで寄せ、あとはタモ入れのみ。
自分で入れても良かったのだが、安全パイで近くに居た知り合いにタモ入れをしてもらい…。



今期初物をゲット!!綺麗な銀ピカのメス。喜びのあまり当ブログの管理人kwagutiさんに速攻で自慢したのはここだけの話です。
ルアーは昨年から導入したアイビーラインのギーガ33g。
ステイしても潮の流れでクルクルとアピールしてくれる泳ぎの良いルアーでお気に入り。
今年は早めの連敗ストップとなった。いやー本当に良かった。
特派員記録…現在1勝6敗