さてこれは先週のお話。
前回の記事でも書いたが、道南の最強釣り師「スーさん」に教えてもらった日本海某所まで遠征へ。
近場ではまだ鮭の気配を感じていない筆者だが、果たして道南での初物ゲットとなったのか。
まずは浮きルアーで。釣り場は人だらけ。
現地には午前4時前に到着。
釣り場にはすでに多数の車。やっぱり釣れている情報が回るのが早い。
聞いた話ではサケの活性も高そうなので、まずは手返しのよい浮きルアーからスタート。
なお筆者にはこの場所は初めて。ポイントもあまり分からないのでとりあえず先行者が歩いていく方向に一緒に着いていくことにした。
まだ当たりは真っ暗で投げるには早そうだが、周りの釣り人も投げ始めていたのですぐに準備をしてキャストを開始し始める。
帰り始める人。まさかの振り切れも?
それから30分ほど投げ、辺りもうっすらと明るくなり始めてきた。
人もすでに満員状態。もうじきチャンスタイムかと期待を持って投げ続けるも…。



まさかの群れが抜けてしまったのだろうか。さらに追い打ちをかけるかのようにフルキャスト後に高切れする事態発生。
マジか…。
準備不足で予備の仕掛けを持っていなかったので、一から仕掛けを組みなおすというめんどくさいことに。
まあ釣れてないしのんびりやるか…。と思っていると隣のお兄さんが近づいてきた。






なんとお兄さん。こんな一番の時合いタイムだというのに筆者の仕掛けを回収してくれたらしい。
なんて優しいんだ。神様なのか。
アキアジ釣りというと殺伐としているというイメージを持たれがちだが、前回の遠征時に送迎してくれたお兄さんといい決して悪い人ばかりではない。
とりあえず出来る限りの感謝を伝え、釣りを再開した。
本当にありがとうお兄さん。
潔く場所移動。そしてヒット!!
辺りは完全に明るくなるも、残念ながら魚っ気はゼロ。
あれだけいた釣り人も仕掛けを回収してくれたお兄さんを残して全員消えてしまった。
恐らくこのまま残っても魚が入ってくることはすぐにはなさそうなので、車に戻って港内の別の場所の様子を眺める。
とりあえず誰か上がったらやろう。そう思っていると対岸の釣り師が一本上げた。
これは行くしかない。
すぐに車のエンジンを掛け、場所移動。
ここは浮きルアーではなくフカセ釣りの人が多数だったのでそちらに変更し、すぐにキャスト。
10分もせずに筆者の浮きに軽く当たり。ウグイやらフグの可能性もあるかとここでちょいちょいと誘いを掛けるも動かず。
これが何回か続く。
そうこうしている間にバタバタと釣れ始めるアキアジ。
鮭釣りといえど、道東・道央・道北・道南でパターンは異なり、さらにその釣り場ごとにもメソッドは変わるもの。
冒頭にも書いたように筆者はこの釣り場が初めて。なにが正解なのかまだ全然掴めていない。
ん?待てよ。あれ本命なのか?
とりあえず次の当たりで思い切り合わせてみる作戦へ変更。
ポコ、ポコっと来たので…。
合わせ!



久々の重量感!船が来るから早く上げれよーと隣の方から声が掛ったので急ぎ目でランディング。
3度目の釣行で道南初物ゲット!!
少し色の入ったオスだった。初場所でのヒットはやっぱりうれしい。
それから全体で15本くらい上がっただろうか。最初の当たりを取れていれば確実に本数は増えていただけに悔しさは残るものの…。9時ごろまでやって当たりもなくなったのでいったん竿を仕舞う。
夕マズメに行くもすでに時合終了。
一度町に戻って腹ごしらえ&仮眠をし、午後3時ごろにまた釣り場へ戻る。
ん?やたらと人が多いぞ。
ちょうど朝やっていた別のお兄さんがいたので話を聞いてみると「13時ごろから時合入ったんすよ!」と。
ああ、また時合に寝るというミスをやってしまった。
偏光グラスを掛けて海を覗くとまだまだ鮭が見えたので急いで竿を出すも…。全く食い気はなしで終了。
「次回は朝マズメでどれだけ掛けるかが問題だな」など色々と課題を残しての帰宅となった。
そして次回。プチ爆。