年末恒例のうなぎ釣りシリーズ!!
2018年8月某日。筆者はとあるターゲットを狙うため、三重県津市に訪れていた。そのターゲットは・・・"うなぎだ"近年ではめっきり数が減り、ニュースでも話題になるほど。このブログをくまなくご覧になった方[…]
三重県の見知らぬ土地でうなぎ釣り編part2。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://fishingoood.com/fishing/unagi1 target=]↑前回の記事はこちら前日[…]
今回の舞台は夏の大阪。
前回は三重県でSNS上で知り合った”yamaichi”さん同行のもと、二日間かけてなんとか1本のうなぎをゲットした筆者。
もちろん今回の大阪もうなぎ釣りをするのは初めての地域。年々漁獲も減っている希少な魚”うなぎ”だが…。
毎年毎年夏はうなぎ釣りをしている変人的な筆者。果たして奇跡は起きたのか?
大阪でうなぎ釣り!まずは釣具店へ。
8月某日。
北海道とは比べものにならない暑さの関西地方。この日の気温は35度を超えていた。
この日は夜に予定が入っていたため釣りには行けないものの、翌日の初戦に備えて釣具を購入しなくてはならない。
宿泊場所は大阪駅付近の中心部だったため、御堂筋線に乗って本町駅で下車。
もちろんお目当ては…。
本町駅から徒歩数分、アングラーズ本店
アングラーズ本店。
ここでこの近辺で今釣れている魚などの情報を入手。
今時期は淀川、淀川支流などでシーバスやキビレなどが好調とのこと。
万が一、うなぎ釣り中にシーバスの気配などがあったら困るため、一応店員さんにオススメのルアーを聞いてみるとやたらとVJをオススメされた。
噂にはよく聞いているものの、実際に本場に行くと”ああ、北海道とメソッドがこんなに違うんだな”と思い知らされる。
うなぎ釣りわくわくセット
とりあえずここでは大量のうなぎ針と天秤、オモリ、そしてシマミミズを1パック購入。ちなみにうなぎ釣りについても聞いたのだが、北海道から来たと話しているとうなぎを釣りに来たのは冗談だと思われたらしくスルーされてしまった。
まあ道具はそろった。これで明日のうなぎ第1回戦はバッチリのはずだ。
大阪のうなぎ釣り場は?
そして翌日。
待ちに待ったうなぎ釣り初戦へ。
なお今回はいつ釣りに行けるか予定が立たなかったため、現地ガイドの方は頼めず。
なのでネットの力に頼ることにした。今の時代は非常に便利だ。(もちろん場荒れなどの危険もあるけどね。)
このページの情報を頼りに、初心者に向いているという桜ノ宮口駅付近の公園で竿を出すことに決定。
大阪駅付近から電車で一本で行けてアクセスもバッチリ。オマケにトイレまで付いているのだから文句の言いようがない。
いよいよキャスト開始。
確かにうなぎがいるのは確かといっても、公園内のどの辺りにうなぎが溜まりやすいかまではわからなかったため、とりあえず感を頼りに場所を決めてキャストを開始。
なお今回のタックルは去年よりパワーアップし、どこでも一緒な相棒ガルプスティックとナスキー。新しく加入したワーシャと18ステラ。
恐らく日本一豪華なうなぎタックルだ。ただの変態だ。
撮り忘れたので昨年の記事より。頼むぞペットボトル。
もちろん、昨年奇跡的にうなぎを釣り上げたペットボトルも3本用意。
簡単に説明するとペットボトルの上の部分に30mほどの3号ナイロンが巻いてある。
これを振り子の原理で下手投げすれば、竿なしでうなぎが釣れてしまうという優れもの。
当たりはうなぎが引っ張るとペットボトル自身が倒れるので、非常にドキドキ&ハラハラの発明品なのだ。
出先なのに計5本のガチ装備。もうこれでうなぎはもらったも同然だろう。
しかし当たりなし…。そして倒れるペットボトル。
昼間はあれだけうるさかったセミも静かになり始めた日没タイム。誰か他にうなぎ釣り師も現れそうな雰囲気だったが、あいにくその姿はなし。
目の前にはビル。北海道じゃありえないシチュエーションだ。
経験上、この時間が一番うなぎが掛かるチャンスが高い。
今か今かとワーシャに付く似つかわしくない電ケミを眺めながら当たりを待つも…。
夕マズメ終了!!
やはりそう簡単にはいかないか。
初日はなんの成果も得られずに帰宅かと思いきや、コテンとペットボトルが倒れる。



すぐにペットボトルへ手を伸ばす筆者。
糸を手た繰ると、グイグイと力強い引きが伝わってきた。
というか走ってる。あれ?うなぎっていつから発達した尾びれが出来たんだっけってくらいグイグイ突っ込む。
一応大阪では初フィッシュなので慎重に寄せてくると、水面をバシャっと銀色の魚体が割って現れた。
大阪初フィッシュはキビレ!
てっきりニゴイか何かかと思ったら”キビレ”。
チニングなんかでは人気のターゲットのお方じゃないですか。
見た目はほぼ鯛。腹びれら辺が黄色いのがクロダイとの違いなのだが、見た目からしてちょっと美味しそう。
一瞬ホテルに連れて帰って刺身にしようかとネットに入れる筆者。
しかしここで大事なことに気が付いた。
ここは大阪の中心部。こいつはいうならば湾奥シーバスみたいなものだ。
一応魚体を手に取って、クンクンと匂いを嗅いでみる。
うん、臭い。
あれだ。筆者は昔東京都・荒川の中流域をホームにしていたのだが、そこで釣れたスズキと同じ匂いがする。
小さいセイゴクラスなら塩焼きにすれば匂いは気にならないのだが、生で食べたことはなかった。食べようと思ったこともなかった。
ブログのネタ的には美味しいかもしれないが、何しろ明日以降の釣りやら所用やらに影響を及ぼしても嫌なので、残念ながらリリース。
そして唯一当たりのあったガルプスティックには、まるで見た目がコマイのアメナマ(アメリカナマズ)
こいつもフライにしたら美味しいなんて噂があるので持ち帰りたいところだったが、ホテルで揚げ物をしたら火災報知器が喜びそうなのでやむなくリリース。
結局この日は外道数匹で竿仕舞いとなった。
次の日にむけてドバゲット!!
公園からの帰り道、そういえば先ほどのブログにうなぎの大好物である“ドバミミズ”が取れるとの記載があったことを思い出す。
実はこの公園に着いてからミミズのフンらしきものも探していたのだが、なにせ最近雨が降っていなかったこともあり、めちゃくちゃ固くて掘れない。
そもそもこの土の固さだとミミズも抜けてしまっているはずだ。
最後にダメもとでミミズの一番の採取スポット”側溝”をほじくり返してみるといい感じの湿り気。
ブンブン飛び交う蚊に刺されつつ、マジで変態になりかねない感じのシチュエーションで側溝の落ち葉をほりほりしていると…。
極上のドバミミズ。君がいれば勝てる。
でた!虹色に輝くドバミミズ。結局公園の何ヶ所かの側溝を周り、30匹ほどのドバミミズをゲット。
本命には出会えなかったものの、これでうなぎへのかなりの近道になったはずだ。
後半へ続く。