【斜里町】サケ・マス釣りローカルルールが発表!?詳しい内容は?

コロナ渦などを機に釣り人口は増え、年々盛り上がりを見せるサケ釣り。
その中でも随一の釣果を誇る斜里町周辺において今年7月下旬に”サケ・マス釣りに関するルール”が発表されたのをご存じだろうか。

kawaguti
マナーの悪化を防ぐのが目的のようだよ!
ぐっどくん
釣り人口が増えるのは良いけどマナーの悪さもよく聞くようになったもんな…

今まで河口規制以外に地方自治体による大きなルールをあまり聞かなかったショアからのサケ・マス釣りであるが、今回新たに発表されたルールとは何なのか。この記事にて詳しく解説していこうと思う。

斜里海浜サケ・マス釣りローカル・ルールって?

斜里町HPより引用(2023/8/2)=https://www.town.shari.hokkaido.jp/material/files/group/17/rocalrule.pdf

この度斜里町から発表されたルールの正式名称は斜里海浜サケ・マス釣りローカル・ルール(暫定)という。

美しい海浜と豊かなサケ・マス資源は、斜里町の大切な財産です。これらの持続可能な利用を目指すた
め、斜里町海浜利用適正化検討協議会からの提言に基づいて、斜里海浜サケ・マス釣りのローカル・ルー
ル(暫定版)を作成しました。来訪される皆様には、このローカル・ルールを尊重してサケ・マス釣りを
楽しんで頂きますようご協力をよろしくお願い致します。
斜里町HPより引用(2023/8/2)=https://www.town.shari.hokkaido.jp/material/files/group/17/rocalrule.pdf

これは北海道で釣りを楽しめるシロザケ及びカラフトマスに対してのもので、暫定という文字の通り、今年度以降さらに細かくルールが追加されていくことが予想される。

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斜里海浜サケ・マス釣りローカル・ルールの詳細について

現時点でのルール内容としては

斜里町HPより引用(2023/8/2)=https://www.town.shari.hokkaido.jp/material/files/group/17/rocalrule.pdf
・ゴミ、残滓の投棄禁止
・場所取り禁止
・テント常設の禁止
・指定区域、期間のサケ・マス採捕禁止
・指定区域、期間の立入禁止
・国定公園の砂浜は車両乗入禁止
・植生への車両乗入やテント設営禁止
・砂丘の破壊禁止

の8つの項目が発表されている。
どれも斜里町だけではなく北海道全域でマナー違反として取り上げられることの多かったものばかりで、釣り師なら当たり前に守るべきものといっていいだろう。

また上記の禁止事項に加え、地域状況などを踏まえたローカルルールのお願いとして

・知床ではヒグマに特段の注意を
・観光客の多いウトロ漁港東港でのサケ・マス釣りはご遠慮を
・キャンプ的行為はキャンプ場で
・迷惑駐車はご遠慮を
・焚火はご遠慮を
・リリースは素早く丁寧に

などサケ・マス釣りに関する6つのお願いが掲載されている。

河口規制や立ち入り禁止情報

なお同ローカルルールのPDF内には河口規制の情報、そして立ち入り禁止エリアの情報も掲載されている。

斜里町HPより引用(2023/8/2)=https://www.town.shari.hokkaido.jp/material/files/group/17/rocalrule.pdf

特にペレケ川河口などは昨年度より新たに設定された河口規制なので注意したい。もちろんこちらは他の道内河口規制同様、違反すると法的に罰せられるものになる。

今後新たに新設される可能性のあるルールは?

さて冒頭では暫定版であると書いたように、このローカルルールは今後新たに項目が追加される可能性が高い。
その中でももっとも影響力があると思われるのが釣り竿の本数制限及び、持ち帰りの尾数制限だろう。

来年に向けて検討中!
◎釣り竿の本数制限
◎持ち帰り尾数制限

また他にも事前にお金を支払って釣りの許可を受ける「ライセンス制」の導入も来年度以降導入の可能性があるようだ。

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まとめ!今後は北海道でも増える?サケ・マスのルール制度

基本的に北海道でしか楽しめない貴重なサケ釣り。この釣りを続けるためにもマナーはしっかりと守っていかなければならない。

そんなわけで本日はサケ釣りのメッカ斜里町で新設された斜里海浜サケ・マス釣りローカル・ルールについて解説してきた。

ここまで読んでいただければお分かりいただけるかと思うが、今回新たに設定されたローカルルールは”迷惑駐車の防止”場所取りの禁止など、本来であれば我々釣り師たちが当たり前に守るべきことばかりだ。

もちろん今年の状況次第では、さきほどの釣り竿の本数制限や尾数制限、さらにはライセンス制の導入などさらに厳しくなることは考えられる。

北海道ならではのこの貴重な釣りを今後も存続させるべく、このようなルールが制定されていない場所でもマナーを守って釣りを行うように心がけていきたい。