さてこれはつい先日のお話。最近多忙すぎたkawagutiは釣りに行く暇が無く、新たな趣味として航空会社の上級会員となるためのマイル修行を始めている。俗に言う修行僧というヤツだ。



一応kawagutiが目指しているのはJALのサファイア会員というやつで、1月から12月までの間に50回の搭乗か、フライトの度にもらえるポイントで稼ぐかの二つの選択肢から選ぶことが出来るのだが、今回はより遠い場所に飛ぶとより多くのポイントがもらえる後者を選択することに。
そんなわけでkawagutiは修行がてら、北海道から2000キロ離れた沖縄の地に降り立っていた。
沖縄着!もちろん狙うはあの大物。
新千歳空港を出て羽田経由で那覇空港に着陸し、まずはレンタカーを借りる。
ちなみに今回の旅費はJALの往復航空券とホテル、レンタカー付きで6万円でおつりが来るレベルの破格で、しかもお土産店や飲食店などで使える地域共通クーポンが1万円分も付いてきた(1日2000円)。



もちろん最初の狙いはオオウナギ。数年前にヒットはしたのだが、タモ網を忘れて抜き上げることが出来ず、無念のラインブレイクをしてしまったのだった。
突然ではあるが沖縄での釣りといえば何を思い浮かべるだろうか。タマン?ミーバイ?それともやっぱりGT?とにかく多種多様で、カラフル。そしてパワー溢れる魚が想像出来るだろう。さて、実は7月上旬のとある日。ひょんな事から沖縄を[…]
それにしてもkawaguti、しばらくブログ更新をサボっていたとはいえ、前回の釣行記事がアナゴって長物好きすぎじゃないか。
釣り場着!減ったティラピアの姿。
北海道とは20度ほど違う気温に驚きつつも、国際通り周辺の釣り場へ到着。
前回約5年前に来た時は40cm近いデカめのティラピアやらがエサを奪い合うほど湧いていて楽しませてくれたのだが、今回はその姿がほとんど見えない。
もともと外来魚なので減るのはいいことなのだが、これはオオウナギ先生もいなくなっている説はないか。



若干の不安を感じつつ、リュックに忍ばせてきたワールドシャウラドリームツアーエディションをセッティングし、エサにはこれがあれば沖縄のほぼ全ての魚が釣れるとお馴染みのファミチキを付けてまずは第一投だ。
いきなり現れるオオウナギ様
大体2cmくらいの角形になるようにちぎったファミチキを川の中に投入すると、前回なら喜んで寄ってきたティラピアたちがサーっと岩陰に消えていくのを悲しい。
なんだ、あれだけ好きだったのにこの5年間でよほどファミチキで酷い思いをしたのだろうか。



それでも筆者の追い求めるオオウナギだけは変わらないはずだ。あいつはいつまでもフライドチキンが大好きでやんちゃなお魚でいるに違いない。
そんなバカな事を考えていると岩陰からファミチキに近づく一本の黒い影が現れた。









日本人なら誰しもが開口一番に「うなぎ」と答えるであろう唯一無二のフォルム。そんな簡単に現れるとは思ってもいなかったのでビビり散らかす筆者。武者震いが道糸を伝ってチキンまで震えていそうだ。
しかしこれは約5年前の雪辱を果たすまたとないチャンス、焦らず息を潜めて待っていると、チキンの臭いをかいでいるじゃないか。




そしてぱくっと咥えるオオウナギ。来た。本当に食った。
合わせを入れると物凄いトルクで引っ張るウナギ。このまま奴らの住処である岩陰に潜られると確実にラインブレイク必至だろう。今回は前回の教訓を生かして割と強引にやりとりをしたいと思った矢先…。
はっ!えっ!
切れた。いや、リーダーがすっぽ抜けたのだろうか。またとないチャンスになんというバラし方だ。
消えたオオウナギ。kawagutiはいつ釣り上げられるのか。



その後は日も高く昇ってしまい、ぱったりと魚信も消えてしまった。おまけに水面の反射も厳しくなってオオウナギ探しも難しくなってしまったのでタイムアウト。
翌日も同じ場所で狙いたいところなのだが、更に南の島への航空券を予約していたのでオオウナギ討伐は無念のお預けとなった。




次回はオオウナギよりも更に長いあのお魚が搭乗する予定だ。