カラフトマスの釣り方!ルアーと浮き釣りの仕掛けと狙い方を解説!

北海道もすでに初夏の釣りシーズン真っ盛り!

そして初夏の釣りといえばやはりカラフトマスだろう。

今回は、そんな釣って楽しく、食べてもとっても美味しいカラフトマスの釣り方をご紹介。

運が良ければ鱒子も・・・

これから始める初心者の方は必見だ。

カラフトマスってどんな魚?


釣り方をご紹介する前に、まずはカラフトマスの生態について。

~カラフトマスとは~

・サケ科サケ属の回遊魚
・全長が40~60cmの小型のマス。
・繁殖期にはオスの背中が盛り上がった「セッパリ」という状態に。
・北海道の中でも道東や道北地方が魚影も濃い。
・別名 アオマス セッパリマス ピンクサーモン

→なお、サケ(アキアジ)との見分け方は大きく3つ。

・魚体が小ぶりであること
・尾びれ全体にスイカの種ほどの黒い斑点が散らばっていること。
・体全体を覆うウロコが小さくて細かいこと。

特に2つ目の尻尾に黒い斑点があるかないかでサケかカラフトマスかを判断することが出来るだろう。

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カラフトマスの釣り方!浮き釣り編

カラフトマスを簡単に狙うとすると、やはり浮き釣りが一番簡単だ。
防波堤や港で仕掛けを投げて、あとは待っているだけ!

カラフトマスの浮き釣りの竿選びについて

竿もこだわらなければ手持ちの投げ竿やシーバスロッドなどで代用が可能。

ただ、一般的な釣り人ならカラフトマスのシーズン終了後にサケ(アキアジ)も狙うはず。

そんな場合にオススメなロッドが・・・

この「シマノ・シーマーク海上釣堀 4号360」!

なんで海上釣堀の竿なの?と疑問に思われるかもしれないが、この竿は海上釣り堀のブリや大型真鯛などをターゲットとして作られた竿。

もちろんマスやサケのパワフルなパワーにも十分耐えてくれる最高のロッドだ。

また、長さもルアーロッドでいう12fで初心者にも非常に扱いやすい。

マス釣り場は混雑することも多いが、この竿なら無理に走られることなくやり取りを行える。

そしてなにより、こちらのシーマークは2019年3月にリニューアルされたばかり。
ブランクスは従来品よりもさらに軽量化され、大物に最適なシマノオリジナルのスクリューリールシートへと進化した。

ぜひ一度試してはいかがだろうか。
価格も1本1万円少々で購入できる。

カラフトマス釣りのリールについて

カラフトマスのリールは出来れば3000番以上は欲しいところ。

激しいアクションなどをするわけではないので、ナイロン5号が150メートル以上巻けるものならなんでもOK!
ショアジギングやサクラマス用のものを持っていれば、そちらを代用すれば問題ない。

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カラフトマスのウキ釣りの仕掛けについて

このようなカラフトマス用の仕掛けが釣具屋さんで売っているので、予備も含めて2個ほど購入し、

あとは餌を付けて投げ込むだけ!(餌については次の項目に詳しく記載)

ぐっどくん
簡単だな♪

当たりが来て、ウキが完全に沈んだらグッと竿を立てて合わせをいれよう。

ワンポイント

・ちょこちょこと浮きが沈みかけているときは合わせるのをジッと我慢。
しっかり浮きが消し込んでから合わせよう。

なお、浮きにはスティック状の棒浮きとドングリ型の円錐浮きの2種類が売られている。

 

初心者の方は「どっちを使えばいいの?」と悩むかもしれないが、

棒浮き~小さな当たりが取りやすく、視認性もいい→波が高い日は波にもまれて使えない。軽い仕掛けでは使いにくい。

円錐浮き~天候を問わずに使え、軽い仕掛けが使える→遠投時の視認性が悪い。感度は棒浮きには及ばない。

 

といったメリット・デメリットを知ったうえでの使い分けをおススメする。
よって波や釣り場の状況に応じて使い分けることになるが、大半の人は万能な円錐ウキを使っていることだろう。

初心者の方もまずは円錐ウキのセット仕掛けを購入するのがオススメだ。

筆者もカラフトマスに関しては基本は↑のような市販の仕掛けを使用して釣っているが、自作と比べても大差なく釣れている!
それよりもしっかりと釣れている場所に行くのが重要なポイントだ。

カラフトマスの浮き釣りの浮き下について

初心者の方がまず悩みやすいのがこの浮き下の長さ。

カラフトマスは回遊魚なので残念ながら正解は存在しない。

ただ基本的には1.2Mから深くても2Mまでが標準の浮き下になるだろう。
浅いところだと60cmの場所で掛かってくることもあるので、一概には言えないが、一番分かりやすいのは釣れている人のタナに合わせるということ!

また、当たりがなければ浮き下を少しずつ微調整するなどして、カラフトマスが回遊しているポイントを見付けよう。

カラフトマス釣りの餌について

カラフトマスの代表的な餌は


サンマや・・・

赤イカ

塩カツオなどだ。


餌のオーソドックスな付け方は、このようなタコベイトにイカ+カツオだったり・・・
イカ+サンマなどの抱き合わせがオススメ。

その理由は身餌だけだと、同時期にうじゃうじゃといる餌取りのウグイに持っていかれてしまうから。

そしてイカを付けることによって実際にマスが回ってきたときに、針に餌が何も付いていないという状況を防げる。

また、この他にもアメマスの切り身だったり、中にはサケの切り身で釣ったという人も・・・

釣り場によっても特効餌は違うので、ぜひ色々な餌を試してみよう!

カラフトマスのルアー釣りについて

次にご紹介するのはカラフトマスのルアー釣りについて

ウキ釣りと比べるとルアーの方は少し難易度は上がるが、竿一本とルアーだけ持っていけばどこでも釣れてしまうのが最大のメリット!

また、浮きが流せないような浅瀬でも攻めることができる。

カラフトマスのルアー釣りの竿について

カラフトマスのルアー釣りの竿は、7f~から10f程度のシーバスロッドで代用が可能だ。

アクションはML~MクラスのものでOK。

1万円程度で使いやすいロッドだと

メジャークラフトのクロステージシリーズがオススメ。

非常に人気のモデルで、長すぎず初心者にも取り回しが容易。
初めてでもストレス無く使用することが出来るだろう。

カラフトマスのルアー釣りのリールについて

カラフトマスのルアー釣りでは、投げては巻いてを頻繁に繰り返すことになる。

なので、あまり安すぎるリールだと巻いている最中のトラブルや、重さで悩まされることも・・・

1万円はオーバーしてしまうが、ストラディッククラスの中級リールは用意した方が無難だろう。

これにPEの1.5号ほどを巻いておけば、完璧な状態でカラフトマス釣りに望める。
腕に自信がある人ならもっと細い糸を選んでもOK!

ただ、あまり細い糸を使うと混雑した釣り場で迷惑を掛けてしまうこともあるので気をつけよう。

カラフトマスのルアー選びについて

カラフトマスのルアー釣りで一番重要なのがこのルアー選び。

まず基本のものとしては

ルアーの種類:スプーン
重さ:5グラム~21グラム
カラー:赤・赤金・ピンク

初心者の方には上記のスプーンを数個購入するのがオススメ。

具体的な商品を紹介すると・・・

DAIWA チヌークS 

DAIWA クルセイダー

ダイワのチヌークやクルセイダーが有名。あとはカラフトマス釣りに絶対の実績がある・・・

コーモラン(CORMORAN) スプーン タスマニアン デビル 13.5g

このタスマニアンデビル。マス系の釣りをする人なら知らない人はいないほどの有名なルアーだ。

1個辺り600円ほどと安価なのにも関わらず、ヒラヒラとした独特のアクションがカラフトマスに効きまくる。

ぜひ1本タックルケースに忍ばせておこう。

カラフトマスのルアー釣りの誘い方について

カラフトマスのルアー釣りにおいて、重要なのはデッドスローのタダ巻き。

サクラマスのように機敏なアクションをくわえる必要は一切無い。

むしろ下手にアクションを掛けると警戒して反応が無くなってしまうことも。

そしてもう一つ重要なのが・・・

群れを見付けるということ。

カラフトマスは最初に紹介したように、回遊魚。
しかも群れをなして移動する魚だ。

上の画像の赤丸の部分に注目していただきたい。

カラフトマスが右側に向かって進んでいるのがお分かりいただけるだろうか。

この進行方向の数メートル先に投げてタダ巻き・・・
すると群れの中の食い気のある個体がスプーンを追ってくるだろう。

間違ってもここで群れの真ん中に投げてはいけない。せっかくの群れが散ってしまうことにつながる。

イメージとしては群れ発見→数メートル先にキャストし、着水→巻き始めて少ししたタイミングで群れの手前をルアーが通過するのがベスト。

なので海の中を見るためにも偏光グラスは用意した方が無難だ。

安い物だと2000円~から購入することが出来る。他の釣りにも使えるので、ぜひ購入をオススメしたい。

まとめ・カラフトマス釣りに出かけよう!

そんな訳で今回は北海道の初夏の人気ターゲットであるカラフトマスの釣り方をご紹介してきた。

ウキ釣り及びルアー釣りもそこまで難しいテクニックは必要なく、群れさえいれば一日で10本以上の釣果を上げることも可能。

もちろん、本気で狙えばかなり釣果に差が付くので、非常に奥が深いのもこのカラフトマスの魅力。

筆者が釣ったカラフトマスの鱒子丼

そしてなにより食べても最高に美味しい!

今までなかなかやる機会がなかった方も、今年の夏、是非狙ってみてはいかがだろうか。

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