北海道の離島で巨大ヒラメ釣りへ!奇跡のヒラメ、上がる。

  • 2018年7月18日
  • 2020年2月28日
  • 釣り

さて、離島での釣りもあっという間に最終日を迎えた。

前編↓

北海道の離島遠征で巨大ヒラメ釣りへ!初日編~

当日はあいにく朝マズメのベストな時間に雨の模様。
残された時間は本降りになるまでのわずかな間。

果たしてヒラメは上がったのか。

朝マズメ前に出撃!

そんなわけで朝マズメを迎える少し前に出撃。

現地到着時刻は午前2時半。
前々日同様、もちろん釣り場には誰も居ないパラダイスだ。

場所は何度か悩んだのだが、前回入った漁港の外海側をチョイス。
足下には根があり、沖は砂地で大物のヒラメが着いていそうな予感。

今回は最初からヒラメを狙ってハウルをキャストする。

ただヒラメの着き場が分からなかったので漁港の基部部分から先端に向けて釣り上がる作戦に。

基部側・・・

反応無し。

中間・・・

反応無し。

1時間ほど掛けて探るも、反応はゼロ。
恐らく小さめのワームならソイくらいは釣れたかもしれないが、今回の狙いはあくまでヒラメ。

諦めずに昨日ソイが好調だった先端部を目指した。

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デカソイヒット!そしてヤツの痕跡現る・・・

ほどなくして先端部へ到着。

しかし、このあたりでぽつぽつと雨が降ってきた。

どうやら残り時間は少ないらしい。
トレッキングシューズやカッパなどの装備はしているものの、これ以上雨が降ってくるとノリが付着した場所が分からず、滑って危ない。

急ぎ足でハウルをキャストし、ボトムを取ってからスローでタダ巻きを繰り返す。

5投目くらいだろうか。

まだ投げたばかりのワームがフォール中にガツンと引ったくられる。

来た!!

アワセと共に突き刺さる何か。
ステラのドラグが出されるほどではないが、なかなかの引き。

足下のテトラに取られないよう、慎重に寄せてくる。

ヒラメだろうか?

うっすらと黒いシルエットが見えたので、思い切って抜き上げ。

まさかのビックなクロソイ!
メジャーを当ててみると、35cmジャストだった。

21グラムのハウルを丸呑み。フック2つともがっちりフッキング。

一番旨そうなサイズだったので、ヒラメが釣れなかった時の保険用にキープした。

その後、足下付近でコツンと小さめのアタリ。

合わせるももちろん乗らず。またソイか?と思って念のためワームを確認してみると・・・

スパッと切られたハウル

ワームが切られている!
しかも切断寸前なくらい深い切り口。

この食い方をするのは、鋭い歯を持ったアイツしかいないだろう。

ここにヒラメはいる。はやる気持ちを抑えつつ、再度キャストへ。

現れた本命ヒラメ!大興奮のファイト開始!

しかし、数度投げ込んでもアタリがない。

スレてしまったか?それとも切れたワームのせいでアクションがまずいのか。

残念ながらハウルの予備は持っていなかったのだが、バッグにフラットジャンキー・ロデムのボディだけが入っていたのを思い出す。

これならハウルのヘッドとも合うはず。
名付けてハウロデムの完成だ(笑)

少しずれやすいようだったのでリアのフック前にあるチューブをしっかり固定。
アタリがあった付近をくまなく攻めてみる。

・・・

またさっきの足下付近まで来たときだろうか。

ガガン、ゴン!ゴン!

何かが掛かった。しかもテトラ付近の本当に手前の場所で。
フッキングした後、ターゲットは勢いよく首を振り、テトラの下に突き刺さろうと激しく抵抗をみせる。

潜られてはまずい。竿を立てて必死に抵抗。

しかし止まらない。ジャーと鳴り響くドラグ。

 

このままだとテトラに擦られてかなりマズい。ステラを信じてゴリ巻き。

それでも出されるドラグ。首の振り方からして巨大なアブラコか?

何度かの突っ込みをかわし、ようやく海面に獲物が姿を見せた。
その姿を見て驚愕。

本命のヒラメ!!

しかもかなりデカい!!!

しかし、ここである問題に気付く。

タモがないのだ。

前日にtwitterで「ヒラメが釣れたらドラグフルロックでぶち抜く」などとアホなことを言っていた自分を悔やむ。

試そうかとも思ったが、よく見るとリアだけしかフッキングしておらず絶対バレる。

どうすればいい?

とりあえず降りられる限界の高さのテトラまで行き、寝そべって届かないか試してみる。

あと数センチ届かない・・・

あまり無理をするとそのまま勢いよく落ちそうだ。潔く諦める。

そして人が近づいたからなのか、かなり無理な体勢でジャーっとドラグを出され、フックは皮一枚の状況に。

取り方を試すにしても次がラストチャンスだろう。
もう一度テトラに立ち、辺りを見渡す。

近くに降りられるような階段や斜路はない。

だが、少し離れたテトラがたまに波が来るものの降りられそうだ。

波が引いた瞬間を狙って降りる。

届いた!

歯は危ないのでエラ元を鷲掴み。

狙い通りのヒラメ!

よっしゃああああああ!

海で雄叫びを上げる筆者。

やった。やったと気持ちがこみ上げてくる。

それもそのはず、今回釣り上げたのはポイントも全く知らない離島。
普段のサーフなどから釣るヒラメとは訳が違う。

逃げられない安全な場所まで行き、メジャーで計測すると58cm

モンスタークラスとはいえないものの、十分大物といって良いサイズだろう。

そして本当にフックは皮一枚だった。

抜き上げていたら一瞬でアウト。

この後、さらなる1匹を狙って竿を振ったものの、反応はなし。

雨がかなり強くなる前に宿へ戻った。

手持ちビラメ

袋がないのでヒラメを持って足早に宿へ帰宅。

宿に戻って・・・第2弾!?

宿に着いた頃には強い雨が降ってきた。帰って正解だったようだ。

しかし、この真夏にせっかくのヒラメを放置するわけにはいかない。もちろん早朝なのでフロントには誰もおらず。

厨房に人の気配がしたのでのぞいてみるとおばちゃんが。

 

kawaguti
すいませーん、ヒラメ釣っちゃったので冷蔵庫お借りして良いですか?
おばちゃん
え-!どれどれ。
おばちゃん
まあ!おっきいヒラメ!早く入れなさい(冷蔵庫に)

ありがとうおばちゃん。

あとで「楽しかったでしょ?」と聞かれ、はい!ドキドキしました。などと正直な感想を伝えたら保冷剤までくれた。

暖かい離島に暖かい人だ。

次回、最終回。
仮眠を取って第2戦へ!