さて前日の道東鮭釣り遠征part2。
一日目はフォロワーさん協力の下、なんとか銀ピカの鮭を1本ゲット出来たkawagutiだが、2日目は完全に釣れている情報も無い釣り場へ向かった。
というのもこの釣り場、例年だとこの潮回りの周期的に群れが入ってきてお祭り騒ぎになる可能性がある。そして浮きルアーでポコポコと上がるので非常に気持ちが良いのだ。



ただここ数年は道東秋鮭の不漁のニュースの通り、その条件下になっても魚自体が集まらない可能性が十分にある。
そうなれば大きく場所移動も考えなくてはいけないため、諸刃の剣状態での釣行になるのは必須だが…。
果たして久々のリベンジ成功となったのか。
朝マズメは先月までお祭りだった某港内へ。
てなわけでこの日の条件は恐らく昼から群れが入ると予想。
それまでは暇なので定置網が入る8月末日までかなり爆っていた道東某港へ向かうことにした。



やはり釣れていた情報が入っていたからなのか、4時の現着時点で釣り場はほぼ満員状態。なんとか一カ所空いていたスペースを見つけたので、お試しがてら2本の垂らし竿をセットしてみる。
昨日良い思いをしたばかりなので、わりとすぐに釣れてくれるんじゃないかと淡い期待をしながらどっぷりとイスに座って待つ。
待つ
待つ
…






しかし、完全に魚がいないわけではないらしく、なんと隣のおじさんに鮭がヒット。
全体で20人以上が竿を振る中での貴重な1本だった。すかさずタモ入れをしておじさんもにっこり。



アキアジよ、良い行いをしたんだから午後からは釣れてくれよ。
不発からの…跳ねる鮭。
朝マズメはしっかりと振られたわけだったが、筆者にとってはこれからが本番。
次の釣り場に向かって急いで車を走らせると、真っ昼間で本来なら釣り人もポツポツしか居ないはずなのに、明らかに何人かの人が集まっているじゃないか。
そして跳ねる鮭。



これは怪しい。
幸いにもこの釣り場は毎年来ている方々ばかりで顔なじみのおじさんもいたので、挨拶をしてすぐに釣りを開始する。
すぐさま鮭を掛ける常連のおじさん。
今か今かと鼓動を高めながら浮きルアーに反応が出るのを待つkawaguti。さあ、何時沈んでもいいんだぞ…。
なかなか掛からず、ようやく浮きルアーで鮭確保!
しかしそう簡単には反応がない。というのも今回持ってきた浮きルアーの棚が2mまでを想定していたのだが、今年は地形が変わったのか常連の方々は2.2m程まで深くしている。
20cmくらいなら変わらないんじゃ?とも思われがちだが、常に群れで一定層を回遊していることが多い鮭釣りにおいてはこのごくわずかな棚の差で反応が雲泥の差となるのだ。
かといって車に戻って仕掛けを作り直す暇も無いだろう。何かアピールする方法はないか、と考え抜いた末に最近流行の鮭男爵ダブルグローにしてみた。
ルアーチェンジして数投目、コツンコツンと前当たりの後に一気に水中に引き込まれるクルセイダーフロートのLL。この力強さは本命に間違いない。
思い切り合わせを入れるとようやく筆者にもヒットしてくれた。



ここからコツを取り戻したのか、はたまたラッシュタイムに入ったのか30分足らずで2本目がヒット。
久々の活気の良さがめちゃくちゃ楽しい。



そしてなぜか掛かるのはメスばかり。今朝のタモ入れがそんなに鮭神様に評価されたのか。(仲間が取られて喜ぶわけはない。)
バラシで当たりスプーンを失い…。翌日はまたまた初場所にチャレンジ!
それからまたすぐに3本目がヒットしたものの、フロート手前のサルカンから破壊されて仕掛けを一式ロストしてしまった。実はスナップが若干伸びているのを確認していたのだが、あと1本くらいは行けるだろうと横着した結果だった。
もちろん仕掛けを作り直している間にラッシュタイムは終了し、この日はメス2本で終了。
それでも最近の道東太平洋側の真っ昼間にしては上出来といっても過言ではないだろう。
面倒な場所取りも要らず、地元の方々とサクッと鮭が釣れるこの状況は実に楽しすぎる。
明日も昼間はこの場所で振ろうと決め、近くの温泉には行って英気を養ったのだった。