さてまだまだシーズンが続く道内の海サクラマス。
今回は土日にかけてしゅんくんや道東在住の特派員I氏をはじめとしたふぃっしんぐっどメンバーも参加し、まだ見ぬ○キロアップの板マスを狙うことに。
果たして全員安打達成となったのか。
場所はしゅんくんセレクト。雰囲気よし。
向かったのは当ブログではもはやお馴染み、日本海近郊在住の超エリート釣り師”しゅんくん”がセレクトした某磯。
筆者的にはホッケ釣りでしか行ったことが無く、サクラの話など一度も聞いたことがない場所なのだが、連日良い魚が入っているらしい。
しかも型も悪くなく、地元民くらいにしか情報が回っていないとのことで、釣れそうな気配しかしない。
超人気ポイントが0時には満車になるなど激混みのなか、筆者らは日の出直前の午前4時頃にゆっくりと出勤。
なお道東在住の特派員は午後9時に仕事が終わってそのまま下道を走り、午前5時頃に到着するという鬼畜スケジュールを実行中のため、筆者らがお先に振り始める。







釣り場のファーストヒット!
まだ辺りは薄暗い中、とりあえずここ最近ミノーでの釣果が調子良いとのことだったので、もうプライドよりも釣果優先な筆者はアスリート14SSを脳死巻きで攻めてみる。
たまにトゥイッチを入れながらちょい早めで巻き巻き。
すると手前のブレイク付近で潮の流れが他よりも速くなっていることに気付いた。
沖からリトリーブしてくると、ここを通過するときだけ流れでミノーのアクションが崩れる。
なんだか怪しい感じだなと思いながら同じルートを攻めていると、同じくアクションが崩れたタイミングでガツンとひったくるようなバイト発生。



来たー!



相変わらず気持ちよく絞り込まれるブラックアロー。バイト弾きを除いて今のところ掛けてからのバラシがゼロと言った驚異のロッド。(まあまだ数本しか釣ってないけど)
サイズは40ちょっとと1月の走り程度っぽいが、海面からジャンプした姿は本命のサクラマスに間違いない。念には念を入れて抜き上げずにタモ入れを成功させる。






筆者にしては珍しく、この釣り場のファーストヒットをゲット。ちなみにこのあとすぐしゅんくんもtwitterで最近話題の”タナジグ”にて1本追加し、いつも誰かしらボウズのふぃっしんぐっどメンバーにしてはかなり幸先が良さそうなスタートを切る。
まさかの5本連続ヒット!
それからはまさかの筆者に連続ヒット。ヒットするのは全て先ほどの個体同様にブレイク周りだ。たまに2キロ手前の50ちょいのまあまあサイズも顔を出し、これまた珍しく持ってきたストリンガーがどんどん埋まっていく。



こんなXデーは1月以来。先週まで調子が悪くて行者にんにくばかり収穫していたヤツがこんなに釣れるとは誰が想像しただろうか。しかも立ち位置が絶妙なのかここだけが釣れる状況が続く。気付けば5本目に突入していた。
残念なことに特派員が到着したタイミングでしゅんくんが仕事の時間になってしまったため、場所を譲ってお次はわざわざ道東から釣りに来た彼に釣らせるのを目標に。



そして特派員もヒット!
それから日も昇り、朝マズメタイムは終了。普通なら魚の気配をいったん感じなくなりそうなところだが、今日はいつもと違った。
周りでもポツポツと釣れ続け、筆者もついに7本目をキャッチ。
あとは特派員と海サクラは初めての友人が上げれば本日の任務完了だ。
当ブログでも紹介したタイドミノー・ランスの140mmを投げ続ける特派員、そしてついにその時は訪れる。







いやーよかった。実はこの後もう一匹特派員にも掛かったのだが、筆者の「ホッケだ、バラすぞ」などと煽りを入れた瞬間にフックアウトしたのは内緒だ。
そしてサクラ初日の友人は…ロクマルキャッチ。
それから時刻は7時過ぎ。実はまだサクラを釣れていない友人”HIROKI”だけがボウズという状況。ちなみに彼は当ブログで奥尻島遠征やGoProを投げたときに登場している当ブログの隠れキャラ的存在だ。
釣りに行った回数こそ多いものの、最近ようやく自分のロッドとリールを手に入れたくらいの初心者に毛が生えたくらいの彼。
キャストの際も”えいやっ”という声が聞こえてきそうなくらいの緩い投げ方だ。
そんな彼にも奇跡的に1本だけ小ザクラが掛かり、全員安打達成。
とここからがヤバかった。




しかし彼の周りにはキャスト中の釣り師はいない。何かがおかしい。次の瞬間。物凄い勢いで絞り込まれるHIROKIのロッドだった。




まさかのドラグはフルロック状態だったらしい。筆者は少し離れていたところでやっていたのですぐには向かえず、ほぼロッドのパワーだけでファイトを続ける彼。
その姿はまさにカツオの一本釣りそのもの。貸し出しているセブンセンスから”俺もう無理だよ”という声が聞こえてきそうなほどだ。
隣の方にタモ入れアシストをしていただいてなんとかネットに収まったのは…。



まさかのロクマルアップ。メジャーを持ち合わせていなかったので正確ではないが、死後硬直後でも60cmちょうどあった。
”ずいぶん大きいなあ!”とのんきに笑う彼だったが、初挑戦でこのサイズが釣れるのは本当に奇跡に近いだろう。
そしてまたロクマル。まさにビギナーズラック。
それからは疲れ始めて座り込みながら休んでいた筆者らに対し、黙々と投げ続けるHIROKI。
よく頑張って投げるなあ、などと思っていると、クンッと竿先が曲がるのが見えた。




先ほどよりもさらに強く絞り込まれるセブンセンス。さすがに今回はヤバいと思い、すぐにその場へ駆け寄る筆者。ガチガチに締まっていたドラグを緩めるとジャーッと勢いよく走って行く。




そのうち根際に入られて一度動かなくなったものの、運良くリフトに成功して姿を見せたのはまたロクマルオーバーのサクラマス。
これこそまさにビギナーズラックというほかないだろう。隣の方に上手いことタモ入れをしてもらい…。



またしてもビッグなサクラマスをゲット。サイズは先ほどの魚とほぼ同じ。
本人は”めっちゃ引いた”という感想しか無かったようだが、このクラスのサクラが連発で釣れるなどかなりの手練れでもなかなかない。
いやはや恐ろしい男である。
そして翌日へ。一夜干しを作りながら…。






翌日に備え、いったんしゅんくん家へお邪魔し、釣ってきたサクラを捌いて小さな魚は一夜干しに。
その際あまりにも天気が良かったのでベランダでプシュッと一杯。日光浴しながら最高のひととき。なんだろう、これビールじゃ無ければ本当にぼく夏の世界だ。
翌日編へ続く。