さて、当ブログ久々のインプレ記事。
今回ご紹介するロッドは、普通の竿とは一味違う、狙いが少し変わった物だ。
それが・・・
ブラー専用ロッド!
フジワラ・Buler Stick!!



名前からして気になるこのロッド。そもそも発売されていることすら知らない人も多いのではないだろうか。
さっそく、詳細を見ていこう。
世界初!?ブラー専用ロッド
そもそも、ブラーといえば穴釣りに使うブラクリとルアーを合体させたような形の、何でも釣れちゃう不思議な仕掛け。
ほぼどこの釣具店でも並んでおり、一度は使ったことがあるという人も多いのではないだろうか。
筆者も幼いころから、このブラーにイソメやらサンマなどを付けて、色々な魚を狙っていた。
何本も竿を用意しなくてはならない投げ釣りなどと違い、適当なルアーロッドに結んで投げるだけで魚が釣れてしまうのだから非常にお手軽。
ファミリーフィッシングや釣り初心者にも最適の釣り具だ。
そして今回、そんなブラーを製作・販売しているフジワラから発売されたのが、先ほどご紹介したこのロッド。
スペックを見ていこう。
ブラースティックのスペックは?
全長2.1m
自重115g
適合ブラー3~10g
適合ライン3~8lb
仕舞寸法108cm
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Buler Stick BS-692-SS type-B
全長2.1m
自重116g
適合ブラー5~15g
適合ライン4~10lb
仕舞寸法108cm



(フジワラHPより引用)http://fishing-fujiwara.com/fa_buler/
ブラーといえば平たいオモリにビーズ、丸セイゴ針だけのシンプルな設計。
この独特のシンプルな設計こそが、ブラー独特のユラユラとした魅力的な動きを生み出すのだが、鉛が近い分、エサを加えた魚に違和感を感じられやすいという点も。
しかし、このブラースティックなら、柔らかな穂先で魚に違和感なくブラーを食い込ませることが可能に。
では実際に、穂先を曲げてみよう。
見よ、このしなやかさ!
え?ここまで曲げられるの?というほどすんなりと綺麗に曲がってくれる。
それでいて、バッドは硬めなので、ブラーを多用する根魚シーンでもパワー負けすることなくファイトすることが出来るだろう。
ガイドやリールシートには、安心のfuji製品が使用されている。
また、初心者に嬉しい竿袋付きだ。
フジワラのロゴ入りがおしゃれ。
グリップエンドには、有名ロッドメーカー顔負けのロゴまで。制作者のこだわりを感じる部分だ。
二つのタイプの使い分けは?
先ほどのスペックを見て気づかれた方も多いだろうが、実はこのブラースティックには2種類存在する。
まず筆者が今回購入したtype-A
そして少しワンサイズ重いブラーが背負えるtype-B。
どちらを買えばいいか迷うところだが、筆者が釣具店で触ってみた感じだと・・・
type-B~幅広い重さのブラーをガンガン使いたい初心者
type-A~繊細にブラーフィッシングを楽しみたい中級者以上
という選択をおススメする。
特にtype-Aに関しては、その繊細な穂先から、マメイカやヤリイカなどのライトエギングにも有効なのではないかとの評価も!
これからのシーズン、筆者もぜひ試してみたいところだ。
ブラースティック・・・気になるお値段は?
最後になるが、ここまで読まれた読者の皆様が気になられているのは、ズバリお値段だろう。
ハードガイドとはいえ、FUJI製品を使用したガイドやリールシート。そしてオリジナルのグリップエンド。
一般的なメーカーでも1万円を超えていてもおかしくはないスペック。
しかし、そのお値段は・・・8340円!
(多少店舗によって差はあり)
筆者はもともとあまり衝動買いしない質なのだが、フジワラさんも非常に絶妙な価格設定をしてきた。
仕事終わりに釣り具屋に寄って、ついうっかり買えてしまう値段なのである・・・
恐らく1万円を超えていたら即買いするほどに興味を持っていなかったかもしれない。
そもそもブラーとは、子どもから大人まで誰もが簡単に魚を釣れる仕掛け。あまりに高いロッドではそのような購買客の手が届かなくなってしまう。
長年このブラーを販売してきたフジワラさんの愛を感じる商品だ。
なお、ネット販売などは行われておらず、北海道内の釣具店でしか手に入らないとのことなので注意してほしい。
まとめ・ブラースティックであなたもレッツブラー!
そんな訳で今回は、ブラーでお馴染みのフジワラから発売された「ブラースティック」をご紹介してきた。
まさにブラーを使うために専用設計されたこのロッド。
全道のブラーファンは一度は手に取ってみてはいかがだろうか。
なお、書き忘れたがこちらのブラースティック、Type-A、Bそれぞれ100本ずつの限定生産商品となっているのでご注意いただきたい。
売り切れる前に釣具店へgoだ!