※2021年11月現在、釣り禁止が解除となっているようです。
本日は鮭釣りに関する悲しい話題。
オホーツク・斜里町にある鮭釣りスポット”知布泊漁港(通称・日の出漁港)”が今月8日より釣り禁止となった。
同釣り場はオホーツク方面では釣果もよく人気釣り場だけに、今回の措置に落胆の声も上がっている。



知布泊漁港(日の出漁港)が釣り禁止に。その理由は?
今回日の出漁港が釣り禁止となった理由は…。
釣り場のゴミ問題
が主な原因とされている。もともと同漁港は知布泊漁港ルールという独自の注意喚起がなされていたが、コロナ渦における釣りブーム等により、釣り人が急増。
それに伴い、港内にポイ捨てをする人が後を絶たず、やむなくの措置となったようだ。
また報道では漁業者の業務の妨げとなるような違法駐車も確認されていた。
ゴミの量は1000リットルにも!
なお同港は鮭釣りシーズンが始まった8月から禁止になる前日の7日までに集まったごみの量はなんと
1000リットル。
これは大型のダストボックス一基分にあたる。空き缶や弁当箱などの一般的なごみはもちろんのこと、鮭釣りでは餌として市販のカツオなどを使うことが多いが、その発泡スチロールや、プラスチックのパッケージ、そして余った餌が放置されるような事態となっていたようだ。
これらのゴミはその場に残るだけではなく、放置すると異臭を放って同港で働く漁業関係者の迷惑となることは間違いないだろう。
これ以上釣り場を減らさないためにも、ルールマナーの徹底を。
なお今回の事例は釣り禁止になってしまった日の出漁港に限ったことではない。



このようなごみ問題、そして違法駐車はオホーツクだけではなく道央、道東、そして道南全域で確認されており、いまにも釣り禁止となってしまいそうな釣り場が山ほどあるだろう。
これ以上、大切な釣り場を減らさないためにも、そしてこの魅力たっぷりな北海道ならではの鮭釣りという文化を絶やさないためにも、
ルールとマナーを守り、釣り場に行ったら来た時よりもきれいにして帰るといった心づもりの上で釣りを楽しみたいところだ。