奥尻島で自転車釣りキャンプ旅!釣った魚だけで過ごす離島釣行!その①

最近はアキアジ釣りばかり投稿している筆者。
そろそろ他の魚の顔も見たいと思っていたところ、自転車で日本を縦断している友人からたまたま連絡が。

友人
近々そっち行くから久々に会おうや!

詳しく聞いてみると、友人の旅行期間とちょうど筆者の休みとが被る日程!

これはどこかに釣りへ行くしかない。そんなわけで今回は函館からも気軽に行ける奥尻島へ遠征してみた。

いざ奥尻島へ!

まずは江差にあるフェリーターミナルへ。

本当ならば車ごと持ち込んで行きたかったのだが、料金がかなり高くなってしまうので現地での移動手段は自転車を選択。

行きは時間がなかったので特殊手荷物として自転車を持ち込み。お値段は1台1,360円だ。
なお、タイヤなどを外して輪行袋に入れれば、タダで載せられる。


自転車で来たと言ったら受付のお姉さんにフラッグをもらった。

運賃は一番下(2等)のクラスで2470円。
靴を脱いで上がり、好きな場所を選ぶ雑魚寝スタイルだ。この日は平日のため人は少なめ。
友人と角に陣取り、だらだらと話しながら島への到着を待つ。

さらば江差!

所要時間は大体2時間半ほど。
船が島へ近づくと、素晴らしい景色が見えてきた。

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島へ上陸!名物鍋釣岩!


そして島へ到着!

荷物を自転車に取り付けた後、フェリー乗り場前近くの堤防になにやら釣り人の姿が見えた。

情報収集がてら、話を伺ってみると、15cmほどの小アジや小サバが釣れているとのこと。

他にも少し足を伸ばせばフクラギなども上がっているそうなので、青苗方面の漁港へ向かうことに。

ただ、1点気になるのが言葉がひとつ・・・

釣り人
夏枯れだから釣果は期待できないかもよ

言われてみれば、確かにどこも夏枯れの季節。
少し不安も覚えながら、釣り場の通り道にある名物の鍋釣岩へ。

この島へ来るのは実に2度目だが、海が物凄い青い。

全く知らない友人に画像を見せると「沖縄?」と間違えられるほど。
海をのぞき込むと奥尻名物のウニや熱帯魚のような魚がテトラの隙間を泳いでいる。

見渡す限りの奥尻ブルー!

北海道でいうと積丹半島の積丹ブルーが有名だが、こちらはさらに青い奥尻ブルー。
こんな場所で竿を出せるだけで幸せ過ぎる。

釣り場へ到着!今回は釣った魚しか食べられない!


途中にあった奥尻高校の看板。調べてみると授業でスキューバダイビングがあるらしい

日本縦断話で観光客に大人気の友人。

途中、他県から来た観光客に話しかけられたり、海を眺めたりと暇を潰しながら午後2時頃に漁港へ到着。
まだ夕マズメには早いので、外海側に行き、今日の食材を探す。

なお、書き忘れていたが、今回の離島ルールは・・・

「釣った魚だけで生活する」

調味料はセーフ。飲み水はOKとまあまあ緩い内容ではあるがプチサバイバル。
のんびり大物を狙いたいところだが、まずは安定した食材を手に入れたいところ。

友人はサビキ、筆者はワームで根魚狙いを開始した。

ロックは不発・・・しかし〇〇ヒット!

まあ何かしら釣れるだろうと釣り開始して早2時間。

海には小さい海タナゴなどが泳いで入るものの、アジなどの小型回遊魚の姿はなし。

次第に日も傾き始めて来そうなので、筆者はイチかバチか青物狙いにシフトする。

まだアキアジしか釣ったことのないコルトスナイパーに、50gのジグパラを付けてキャスト!

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コルトスナイパー入魂記事はこちら↑

するとまさかの2投目でガンッっと当たり!

kawaguti
今日の飯来たぞ!!!!

引きはそこまで強くないが、魚には間違いない!

途中テトラ下に走られるが、なんとかいなして浮いてきたのは・・・

なんとフクラギ!30cmくらいとかわいいサイズだが、食材としては十分。
すぐにストリンガーにキープし、次の1匹を狙う。

しかし、一瞬で群れが去ってしまったのか当たりがない・・・
辺りも太陽が暗くなってきてしまったので、再びロックフィッシュ狙いを行うことにした。

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ロックフィッシュを数匹追加!そして晩飯へ

まずは外海を狙ってみるも、夏枯れの影響なのか全く反応がない。
おまけに数百メートル先ではイカ漁が始まり、大光量の漁火。

これは厳しそうだ。

外海側は諦め、1グラムほどのジグヘッドに適当なワームを付け、漁港内を攻めてみる。
出来る限り際へキャスト・・・表層をスローリトリーブ。

すぐに反応!しかも小ゾイかと思いきやなかなかの引き込み。

バレないように注意しつつ、慎重に抜きあげると上がってきたのはまさかの魚だった。

魚体が見えた瞬間にガヤではないことが分かる。シロメバルだ。

本来なら本州でしか釣れないはずのこの魚だが、たまーに道南などで釣れると聞いていた。
しかし、まさか奥尻島にもいるとは。

サイズも20cmを超えており、ナイスサイズ。
もちろん今晩の食材にキープだ。

この後はこれまた北海道ではあまり見ることのない良型の海タナゴに、20cmちょいの子ゾイ数匹を追加し、なんとか晩飯を確保!

釣り初心者の友人も港内のロックは気に入ったようで、二人分の食材を手に、拠点へ戻り、調理開始。

釣った魚で晩飯料理開始!

自転車のバックから小型のコンロを取り出し、火をつける。

フクラギは刺身にカットし、ブリしゃぶ。
海タナゴは豪快に塩焼き、小ゾイは煮つけ、そしてメバルは活け造りへと変身。

そしてなにより凄いのがこのメバル。
写真を見るとお分かりいただけるだろうが、捌いていても脂がノリノリで、普段釣れるエゾメバルとは全く違う。まるでマダイ。

これは実食に期待が持てる。

そして出来上がった離島メシがこちら!!

全て奥尻のお魚

少し量は少ないが、メニューとしてはフルコース。
なにより全てこの美しい奥尻島の魚!

まずはブリしゃぶからいただいてみる。

ぷりぷりで旨い!!
懸念していた青物特有の臭みも、お湯にさっとくぐらせることで完全に抜けている。
そして脂が少ないお陰でポン酢にマッチ。もはやサバイバル飯をしていることを忘れそうだ。

そしてこちらのビックな海タナゴの塩焼き。
身がふわっふわで絶品。白身魚なのにほんのりとした甘み。味としては綺麗な海で釣ったセイゴに似ている。

そしてメインのシロメバルのお造り。

一番の期待を込めて・・・一口。

友人
 うんめええええええ!

一切臭みがないにも関わらず、脂ののった身。
そして噛めば噛むほど旨味が出てくる。

付け合わせた肝を乗せて食らうと、悶絶・・・

初日は残念ながら大物に出会えなかったものの、もう、奥尻素晴らしい。
もちろん宿はないので、星空を眺めながら大満足で就寝。

翌日編へ続く!

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