コマイの釣り方!竿やリールの選び方から沢山釣るコツまで!

この時期になると、北海道内ほぼ全域で釣れるのがコマイ。

別名カンカイなどと呼ばれ、北海道に住んでいる方々はスーパーで並んでいる姿を見ることも多いのではないだろうか。

干したものは酒のつまみなどとしてコンビニでも売られている。

もちろん釣り物としても有名で、高い道具も必要なく、子どもから大人まで比較的簡単に釣れる。

その人気の高さから、釣り新聞などの一面を飾ることも多い人気ターゲットだ。

今回はそんなコマイの釣り方をご紹介していく!

コマイってどんな魚?

そもそも・・・

”コマイって聞いたことはあるけどどんな魚か分からない!”という方向けに簡単にこの魚について解説していこう。

・タラ目タラ科のお魚。最大40cm程度。見た目もタラによく似ている。
→名前の由来はアイヌ語とされている。
・北太平洋に広く生息している。北海道では道南を除く全域で釣れることが多い。
・大型の物はオオマイ・中型はチュウマイ。小さなものはゴタッペなど地域によって呼び名が豊富だ。

・夜行性で群れをなす。
・旬は真冬。この時期に釣れる魚は卵(こまいっ子)や白子(タチ)を持っていて美味!

なお、釣れる時期は道東などの一部地域では通年といっても良いほど長い。

11月~2月ぐらいのコマイは卵や白子を持っているため、まさに今時期の個体が一番喜ばれるだろう。

夏にもよく釣れるが、気温も高く鮮度が落ちやすいため持ち帰るまでに味が落ちてしまうことが多い。

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コマイ釣りの場所は?

ではそんなコマイはどんな釣り場で釣れるのだろうか。

有名どころだと・・・紋別や釧路などの漁港。

特に紋別に関しては、昨年夏にカラフトマス釣りに行ったところ、浮き仕掛けにコマイばかりが掛かり釣りにならなかったことも。

どちらかというと日本海よりもオホーツクや太平洋の方が魚影は濃いようだ。

ポイントに関して分からなければ、地元の釣具店で釣りポイントが貼りだされていることが多いので、確認してみるといいだろう。

コマイの釣りのタックルについて

実はコマイ・・・”ものすごく簡単に釣れる”

もちろん群れがいない時は話は別だが、居るときには適当な投げ仕掛けに餌を付けて放置しているだけで入れ食いになるほどだ。

3本針に2本ヒット。時には針数掛かって外すのに苦労する。

実は筆者、帰り際ほとんど餌が付いていない仕掛けを放置していたところ、目を離した隙にコマイに竿を持っていかれたことも・・・

釣り初めての友人も1発ゲット。

それほど簡単に釣れ、初心者の入門にもピッタリな魚だ。
よってコマイだけを釣るのならば、道具にもあまりこだわる必要はない。

コマイ釣りに必要な竿について


コマイは基本的に投げ釣りで狙うことが一般的。

よって3.6m~4m前後の投げ竿を用意するといいだろう。
あまり硬すぎてもアタリを弾くことになるので堅さはEX~CX(シマノの場合)程度で十分だ。

使うオモリは釣り場によるが基本的には20号程度を背負えれば問題ないことが多い。

本当に激安のもので揃えるならプロマリンの投げ竿がオススメ。
1本2000円で、リールと合わせて2セット買っても1万円でおつりがくる。

もちろんホーマックで売っているような投げ釣りセットでもOK!

潮の流れが速くなく、軽いオモリを使える場面ならサクラマスに使うようなシーバスロッドも使える。

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コマイ釣りに必要なリールは?

竿同様、リールも特に高価な物は必要ない。

ナイロン4号が150mほど巻けるものならOK。

すでにカレイ釣りに使うようなタックルがあればそれを丸ごと流用して大丈夫だ。

もちろん釣り具屋のワゴンセール品でも十分釣れてしまうのであまりこだわる必要はないだろう。

コマイ釣りの仕掛けについて


仕掛けについてだが、基本は釣具店で売られている胴突きor誘導仕掛けを用意すれば事足りる。

根掛かりで仕掛けを失うことも考え、2本竿なら2個入り×3セットも用意すれば楽しめるはずだ。

この時、針の種類が”丸セイゴ”と”流線”のどちらかで迷うかもしれないが、よりバレにくい丸セイゴがオススメ。

口が小さく丸セイゴだと掛かりにくいカレイが多い釣り場では流線型と使い分けるといいだろう。

コマイ釣りの餌は何が必要?

コマイ釣りの代表的な餌はイソメや・・・

イソメは画像のような塩イソメが餌もちもよく、使いやすい。

塩で締めたサンマが一般的だ。

虫エサでしか釣れないカレイと違い、コマイは身餌でも十分釣れる。
よって釣行の数日前にスーパーで安いサンマを買って塩で締めておくのがベスト。(冷凍サンマでも可)

イソメを使えば思わぬ大型クロガシラなどの外道がかかる可能性もあるが、安く済ませるならサンマで十分だ。

半日程度なら2本~3本あれば足りるだろう。

その他に用意した方が良い物

そのほかに、水くみバケツや三脚なども必要になってくる。

特に三脚は安物でもいいので買っておくと他の釣りにも使えるので便利だ。


夜釣りの場合は鈴(ケミホタル)やヘッドライトなども忘れずに!

使い捨てのケミホタルと違って電池式のリーズナブルなLEDのギョギョライト。
筆者も愛用中。

コマイを大量に釣るためのコツはこれだ!

さて、ここまでコマイの道具や餌について紹介してきた。

最後は気になる”コマイを大量に釣るためのコツ”について

台所いっぱいのコマイ

コマイは基本的に群れで行動する魚!

よって・・・

①少しでも釣れ初めたら、すぐに針から外してまた同じポイントへ打ち返すこと。

②投げっぱなしにせず、たまにリールを巻いて誘うこと。

③向こう合わせにせず、しっかり合わせること

「なんだ、それだけかよ」と思う方もいるかもしれないが、この三つを実行するだけでかなり数を伸ばすことが出来る。

サーフでも入れ食いのコマイ

コマイ釣りは簡単ではあるが、時合が過ぎるとぱったり群れが去ってしまい、数を伸ばすのが難しくなってしまう。

そして向こう合わせでも釣れるカレイとは違い、コマイは餌取りが意外に上手。

よってコンコンと当たりがあればすぐに合わせるようにして、1匹1匹確実に釣り上げるようにしよう。

あとは場所選びも重要なので、釣れている情報が入ったらなるべく早く釣りに行くのがベストだ。

まとめ・コマイ釣りにチャレンジ!

そんなわけで今回は北海道の身近な人気ターゲット「コマイ」釣りをご紹介してきた。

最初にも書いたように、コマイは条件さえよければ子どもから大人まで誰でも簡単に釣ることが出来るお魚。
特に釣り物が減ってくる夏や冬のシーズンにも釣れることから、非常にありがたいターゲットだ。

食べても絶品なので、ぜひ一度狙いに行ってみてはいかがだろうか。