【鮭釣り】浮きルアーにウキが必要な理由とは!?謎の釣り方のルーツも紐解く!

さて本日は鮭釣りでもっともスタンダードな釣り方である浮きルアーについてのお話。

鮭釣りをする人で知らない人はいないであろう浮きルアー仕掛け。

画像のような浮き(フロート)の下にスプーン、そしてタコベイトを付けたこのシステムはある意味、北海道の鮭釣りならではの特殊な仕掛け。
恐らく全国探しても同じような釣り方を見ることは少ないだろう。

そんな浮きルアーだが、初心者の方やまだ鮭釣りを始めたばかりの方が疑問に思うのが

浮きルアーってどうして誕生したの?ウキはなぜ必要?

という点についてじゃないだろうか。

筆者のような釣り歴が長い人間でもウキをつけるのが当たり前になっており”鮭のいる棚を一定の速度で引くため”というくらいの知識がないのが正直なところだ。ましてやこの浮きルアーの歴史や浮きがついた背景については知る由もない。

そんなわけで今回は普段私たちが当たり前に使っている”ルアーにウキを付けている理由””この釣り方のルーツ”について解説していきたいと思う。

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浮きルアー発祥の歴史は?

浮きルアーのシステムに関する記事は山ほどあれど、肝心の浮きルアーの歴史に関する記事はほとんどヒットせず。
その中でも唯一出てきた”弘司の、なまら釣れるかも ・・・・”さんのブログによると

今から約30年位前のことだそうです。函館近辺でサケを狙うとなれば、砂浜というと知内方面しかなく、
後は磯場が大半を占めており、磯場の沖ではサケのボイルやもじりがよく見られました。
(中略)
そこで釣人は、磯場からサケを狙うに当たって、サケのボイルまで届きサケが反応するモノを色々と試すと、ルアーでサケが釣れることが分かりました。
(中略)
サケも釣れるが、岩場に引っ掛けてしまうというロスが発生してました。それで、ダース買いは当たり前だったそうです。

余りにもロスが多いので、なんとかならないのか?ということで、ルアーの上に浮きを付けたら一定の深さを引っ張る事が出来、ロスが減るのでは?という発想の基で、
クロダイに使う大きな黒い浮きを使用する事を思いついたそうです。(弘司の、なまら釣れるかも ・・・・)=浮きルアーが出来た背景,(2009/9/10)http://hokkehokke.blog87.fc2.com/blog-entry-953.html

つまり浮きルアーの発祥は30年ほど前の道南・函館方面に遡る。当時このエリアで鮭が釣れるのは磯場の沖が大半だった。

河口付近の磯場には意外と鮭・マスは溜まりやすい。水深は遠浅で根掛かりも必須だ。

初期はルアー単体で行われていたものの、この当時鮭釣り界では今や伝説のルアーともいえるクロコダイルといった重めのスプーンが数種類存在するのみ。
それではあまりに根掛かりのリスクが高かったため、スプーンを浮かせて根掛かり防止+スローでも一定の深さを探れることからウキを付ける発想に至った。

そして驚くことにもともとはクロダイ用の大きなウキを使用していたらしい。

浮きルアーで釣れた鮭。いまではフロートも市販品が当たり前だが、当時は自作のものしかなかった。

だがクロダイ用の浮きでは丸い形から飛距離が伸び悩み、現在のような筒状のものへと改良が進んだ。
もちろん当時は現在のアキアジクルセイダーフロートのようなメーカー物の浮きは市販されておらず、直径20cmから30cmほどの発泡棒をルアーに合わせて自分で削って使われていたそうだ。

ぐっどくん
釣り人の創意工夫で生まれた仕掛けなんだな!

浮きルアーのウキが必要な理由は?

画期的なシステムにより、浮きルアーは全道で瞬く間に人気となった。

これらの情報をまとめると、いまや鮭釣りには必須の釣り方となった浮きルアーが誕生した理由は”道南方面の釣り人が根掛かりを回避して魚を攻略するため”ということが分かった。

確かに道南方面の遠浅な磯場では単体で重いスプーンを使用するとすぐに根掛かりしてしまう。
だからといって10g程度とウェイトを軽くすると今度は飛距離が出ずに鮭のいる群れまで届かない。

こういった欠点を補うために生まれた浮きルアーは非常に理にかなった発想のもとで誕生し、全道に広がっていったようだ。

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じゃあルアー単体では鮭は釣れない?

もちろんシチュエーションによってはルアー単体でも鮭を釣ることはもちろん可能。ただし

・スローで一定層を引き続ける

という条件が成立する場合に限るだろう。

また北海道内でも特に人気を誇る鮭釣りでは釣り人同士の間隔も狭く”隣の人の仕掛けがどこにあるのかを浮きで見分ける”という状況になることが必須のため、投げた位置が分かりにくいルアー単体の釣りは現実的には難易度が高いのが事実だ。