ようやく函館港内も連日の雨の濁りが取れ、落ち着いてきた様子。
そんな昨晩、twitterを介して5人の釣り師がヤリイカ狙いに集まった。
果たして釣果はあったのか。
まずは合流。ヤリイカの群れが見えるも・・・
開始時刻はみなさんの仕事終わりの20時ごろ。
まずはサクラマス釣行などでお世話になっているユダさんと合流。
すぐに匿名さんとも出会い、とりあえず3人でヤリイカがぽつぽつと上がっているポイントへ入った。
キャスト開始直後、足下に白いふよふよとした何かを発見。
ジッと観察しているとまさかのヤリイカの群れ。ユダさんにも伝え、急いでエギを通すもなかなか反応しない。
攻められすぎてスレているのだろうか?
”見える魚は釣れない”とはよくいうが、まさにその状況のようだ。
とりあえずこの場所付近で前日もヤリイカを上げたプロの到着を待つことに。
プロエギンガーしまさん登場
開始から20分ぐらい経った頃、「船の陰に座ってますw」とプロエギンガーしまさんから連絡。
少なすぎる情報で見付けるのに二人で戸惑いつつも、なんとか合流した。
闇夜でブレブレなお二人
「向こうの船の辺りがライト入っててイカも寄りやすいんでそっちでやりましょう」としまさん。
移動後「エギはシャローのもので、カウント15位から始めてください」と神様のようなアドバイスをいただき、すぐにキャストを開始。
しかしまだ群れが入っていないのか当たりがない。
とりあえず群れを待ちますかとラフな感じでエギをシャクっていると、しまさんが見事なアワセ!
しまさん「ん?なんかいる!」
しまさん「軽い・・・ゴミかも」
水面に獲物が現れる。シルエットは丸っこくまるでホヤのようだ。
上がってきたのは・・・
水族館ではアイドルのミミイカ。中央に羽のようなかわいいものが付いている。
まさかのミミイカ。
「これはカウントしない方向で・・・」と苦笑いするしまさん。
しかし、この極小サイズの当たりを取るとはさすがはプロエギンガーである。
しかもロッドは適当に選んだMHだというから脱帽。
一瞬でイカを釣り上げる釣師到来。その後、一瞬で闇夜へ
その後、ユダさんがマメイカをGET。
とても美味しそうなサイズ
それから少し経ち、函館では超有名な「釣猿」の管理人スーさんが登場。
現れてすぐ「やっつけてくるわ!!」
とカッコよく一言残し、少し離れた場所に座り、シャクり始めたと思いきや、秒でスルメイカを上げる。
その後ろ姿はまるで必殺仕事人。
一瞬しかお話しできなかったものの、カッコ良すぎる。
その後、新たな群れを求めて闇夜に消えていった・・・
プチ群れ到来?なんとか筆者もヤリイカゲット
すーさんが立ち去った約10分後、ちょい沖を狙っているとクンっと何かの違和感を感じた。
軽く合わせるとイカっぽい引き。どうやら乗った感触。
正直、自分だけまだ何も釣れず、ボウズを覚悟しようとしていたのでここでバラしたら号泣もの。
身切れしないよう、慎重に糸を巻き取ると水面にヤツが現れた。
大本命・ヤリイカGET
本日の狙いヤリイカ。しまさんのアドバイス通り、シャローのエギにてヒット。
透き通る体が非常に美しい。
その後、しまさんにスイッチが入ったのか、連続でヤリイカを上げる。
1杯は筆者へ、2杯目はユダさんのバケツへ入れてくれた。大感謝。
どうやら水深20~30cmの水面直下であがったようだ。
このあと、筆者も人生初のスルメイカを1杯追加し、流れが来るかとヤル気モードへ。
人生初のスルメイカをあっさりGET。
しかし・・・23時を過ぎて当たりがピタッと止まってしまう。
暖かいと聞いてきたので超薄着で来てしまい、次第に寒さに震えるユダさんと筆者。
「寒さは余裕っす」と笑う”プロエギンガー・しまさん”
さらに追い打ちをかけるかのようにゴミが漂い始めてきた。
「1杯上げるか、23時半なったら帰りましょうか。」と上がりタイムを決め、もくもくとエギをシャクる。
ずっと船の周りを狙っていたが、ちょっと潮目辺りを攻めてみようと数メートルほど移動してみる。
これが効を奏したのか、7~8カウントほどの表層でモソっと重みが。
合わせると、なんとか掛かった。
「これで帰れますね!」と笑顔になる一同。
内心「ゴミだったらどうしよう」とまた焦りつつ、慎重に巻き上げると水面でパシャパシャ水しぶき。
ヤリイカよ。釣れてくれてありがとう。
この後、全員笑顔で帰宅した。
釣果はまずまずだったが非常に楽しい釣行に。
なにより、1日でイカ4種釣り。普段函館で釣れるイカをほぼコンプリート。(残るは希なアオリ・コウイカ辺りか)
みなさん、ぜひまた集まりましょう。