前回の記事で海に携帯を落とした特派員から続報が届いた。
なんと特派員、朝イチで代替え機を借り、すぐにオホーツクに戻ったらしい。



彼女とのトーク履歴も一緒に撮った思い出の写真も、あれだけやり込んだウマ娘のデータまでも失った彼だが、果たしてその悔しさを晴らすことはできたのか。
再びオホーツク。やはり釣れていた。



スマホを失った悲しさをかみしめながらもなんとか現地に到着し、朝から続けてやっていた知り合いに話を聞いてみる。
いやーだめだわっといった返事を期待したのだが、返ってきた返事は



やっぱりですか。いない間に食い気立ってましたか。
なんともやるせない気持ちになりながらも準備を始めてキャストを開始する。
水面には時折群れが見えているため、食い気のスイッチが入りそうな夕マズメに期待しながら撃ち出すも、今度は群れが沖に逃げていくのだった。
暗くなると友人にヒット。
それでも回遊待ちをしながら様子見をしていたが、悲しいことに戻ってくる気配が無いため竿を仕舞って晩御飯を買いに行くことに。
飯を食べながら友達と仕掛けを作り直したり、朝のパターンから考えられる釣り方などを話し合い、楽しい時間を過ごした。
真っ暗になり、前日溜まっていたポイントを見に行くとなんとまたしても鮭が群れているのが見え、試しにみんなで竿を出してみることに。



しかし餌を見事に避けていくアキアジ達…。
浮きを水面から上げて、目の前で仕掛けだけをシェイクするとこちらに寄ってきて興味を示す個体がいたため、その場にいた数人で試していると友人の餌に食いついた。フッキングも決まって慎重に寄せて、暗い中でのタモ入れに苦戦しながらもなんとかキャッチ出来た。
ただその後も群れてはいるが、突然湧いてきたガヤの猛攻にあい強制終了となる。
翌朝はスカシでした。
さすがに夜中までやって疲れたので、翌朝は日が出始めてからスタートしようと仮眠を取ることに。
目が覚めると寝坊寸前の4時半。急ぎ足で行くと知り合いがちょうどタモ入れをしているのが見えた。
これは期待出来ると準備をしやり始めて30分程したころ、ちょうど群れが浮きの位置に来ている。
昨晩のようにシェイクした時の動きを再現できるような誘いを入れ、運命の瞬間を待つと。
奇跡的に沈み込んだ浮き。
ファイアブラッドを思い切り振り上げてフッキングを決めた特派員。実に2回目となるアキアジとのファイトに胸が高鳴りながらファイトを開始した5秒後。



ああ、これはもらったとおもったのに。悔しすぎる。
その後友達も2回スカシと謎のバラし祭りとなり、朝マヅメを終えることとなった。