さてあっという間に2020年も残りわずか。
いつの間にか辺りは雪景色となり、釣り物もがらりと変わっていく季節ではあるが、気温とは打って変わって道内の釣り師ではもっとも熱気が高まる釣り物が始まる。
その魚こそが…。サクラマスだ。
そんなわけで今回は釣り納めもかねて日本海はサクラマス狙いへ。
果たして2020年有終の美を飾ることはできたのか。
年内最後の釣り日和?Twitterには開花報告の嵐。
さて向かったのは昨日28日。大晦日付近は強烈な寒波が襲うということで、恐らくこの日が年内最後の凪日。
しばらく時化が続いていたこともあり、また潮も大潮とタイミング的にはまたとないチャンス。誰もが爆ると予想していただろう。
実際前日の27日にも当ブログお馴染みしゅんちゃんが1本小ザクラを上げており、期待はさらに高まっていた。



もちろん筆者も朝一から攻める予定でいた。ただ前日夜になって28日朝に予定が入ってしまい、やむなく昼出発へ。ああ、昼から風が吹くって言うのに…。
案の定、朝に開いたTwitterには釣れたてのサクラマスの写真がずらりと並んでいた。
ウェーダー忘れる。
そんなこんなで現地に着いたのは午後2時。
そしてこれまた向かっている最中に気付いたのだが、ウェーダーを忘れてきた。
ほんとこれ、年に1回は必ず忘れる。よりによってなんで日本海まで来たタイミングで忘れるんだ。このことをSNSに投稿すると「こういうときのkawagutiさんは強い」ともうフラグびんびんのコメントをいただいたりしたので責任は重大。



確かに前回ウェーダーを忘れて真冬の海でスウェット一枚でやったら釣れたのだが、あれはもともとウェーダーが無くても釣りが出来るポイントだったのだ。さすがにジーパン一枚で磯渡りなんてしたら魚を釣る前に自分が自分で無くなってしまうだろう。
恐怖の川渡り
サーフへ降り立ち、初めてのポイントへびくびくしながらも足を進めていくと、目の前には川幅2~3mほどの小川があった。
潮が効いている場所はこの小川を超えた先。ウェーダーさえあればなんのことはないのだが、いかんせん今日の筆者はスニーカー。歩いて渡るのはとうてい無理。



ぴょんと飛び越えることも考えたのだが、夏に同じことを際には砂利で踏ん張りが思うように効かず、釣りを擦る前から靴が逝ったのは当ブログをよくお読みになっている方なら覚えているだろう。
さて当ブログでも今年で3年目となる毎年恒例の道東鮭釣り遠征。この遠征は道東在住の特派員I氏と共に釣りが出来る、年に一度の最高の楽しみなのだ。今回は豪華に筆者が8連休、特派員が9連休を取得しての本気の鮭釣り遠征。毎年なんだかんだあ[…]
さすがに筆者も学習する生き物だ。ジャンプ地点となる場所にこれでもかと石を積み上げ、この難所を無事にクリアしてようやく釣り開始となった。



釣り開始!まさかのヒット!?



そしてようやく釣り開始。サーフには先行者が一人居たが、なんの反応もない様子。
だがここまできて諦めるわけにはいかない。まずはカブキメタルの30CSを結んで全方位を探っていく。
すると30分ほどで潮が効いている手前の方でゴツゴツッとバイト。
なんかいる。
そして集中してリトリーブを続けているとゴンッと乗った。



重量感はそれほどでもないが、もしかしてのこともある。
約数ヶ月ぶりのサクラらしきヒットに高鳴る鼓動。これはバラしたら泣けるやつだ。
ある程度寄せてきて、あと数mで姿が見えそうだというその時。
フッ。
あ、バレた。
それからは反応なし!ぷるぷる釣って納竿。
その後は驚くほどに無反応となり、あっという間に日の入り寸前。
途中重みがあってゴミでもヒットしたかと思えば謎の透明のぷるぷるとした物体だった。



え、これが2020年のラストフィッシュなの?と思って躍起になったのだが、結局かすりもせず終了。
いやこれ魚じゃないしラストは以前釣ったホッケなのか。それともこのぷるぷるなら聞かれたときになんて答えれば良いんだろう。
「俺?透明なクラゲみたいなやつだぜ」と自慢すればいいのか。
なにはともあれ2020年も大変お世話になりました。来年もどうぞふぃっしんぐっど共々よろしくお願いいたします。