さて、今回も懲りずにアナゴ釣行へ。
前日の雨の影響も心配だったが、そろそろ1本上げたいと強行。
3度目の正直ともいうが、結果は果たして。
しまさんと合流。いきなり鈴・鳴る
釣り場についたのは午後7時過ぎ。
当ブログに絶賛登場中の”しまさん”から先に入っているとの連絡が来ていたので、まだ薄明るい釣り場を探して回る。
すぐに合流すると、暇そうに竿先を眺めるしまさんを発見。
しまさん「まだなんも反応無いわ」
筆者「ありゃー。とりあえず隣で投げてみます」
竿は3本。遠投2本と近場1本のいつものセット。
それに、昼間丹精込めて作った自作の仕掛けを付けてキャストする。
餌はイカとイソメを用意した。
釣り開始!
全ての竿を投げ終わり、車でのんびり晩飯でも食おう。と思って車内に入ると、
近場に投げていた鈴付きの竿がいきなりガンガンとおじぎをする。
え?いきなり当たり?
すぐに合わせを入れ、しまさんに「来ました!」と声を掛けてリーリング開始。
しかし、感じたことのない変な引きだ。
なんというか、重いけどトルクがない。分かるのは、確実に前回のカレイではないということくらい。
力糸まで巻き終わり、ついに仕掛けが見えてきた。
上の針に掛かる獲物。
気になるシルエットは・・・・
シャ、シャーク!?
函館にいるとは聞いていたが、まさかのサメ。
種類はネコザメかドチザメ辺りだろうか。
※追記 と思っていたら記事を書いている最中にtwitterのフォロワーさんから情報をいただき、「トラザメの幼魚」と判明。
感謝です。
サイズは50cmほどで、よく水族館のタッチプールにいるやつだ。
ざらざらとした鮫肌が非常に気持ちよかった。
なんとネットで調べたらアクアリウム用に1匹5000円するらしい。
もはやサクラマスより高いじゃないか。としまさんと笑う。
しまさん竿飛ぶ。
ちょうどサメを上げている際に、端の遠投竿に当たりが来ていたが、あとから合わせても餌だけ捕られてスカ。
このあと好調になるかと思いきや、それから1時間ほど沈黙が続く。
手前で跳ねるイワシのような小魚を見ながら、今日もアナゴはいないのか。と一人考えていると、
「ガシャン」
左からヤバい音。
ってしまさんの竿吹っ飛んでる。どんだけの大物掛かったんだ。
三脚は海に沈み、かろうじて仕掛けだけがプカプカ。
落ちた仕掛け達をタモで救う。この前自分も帽子を落としただけに笑えない
自分がタモで三脚にぶら下げていた仕掛けを掬っている間、しまさんは竿を巻く。
なぜかしまさんを撮るとブレる。
しかし、何も掛かっていないようだ。完全に三脚落とし損のしまさん。
「三脚と買ったばっかの20号鉛が全部消えてった」と悲しげな表情。
うーん、デカめのサメだろうか。
犯人の正体は分からず。
このあと、すぐに車のドアミラーを三脚代わりにして釣りを再開した姿はさすがプロエギンガーだった。
ようやく本命!?ア○ゴ現る。
それからまた1時間ほど経過し、アナゴは幻なんじゃないかと思い始めていた矢先だった。
80メートルほど投げていたちょい遠投竿の竿先がクーン、クーンと2回入る。
またサメか?とも思いつつ、豪快に合わせ。
おお、かなりの抵抗感。
このグルングルンしたトルクのある引きは本命かも。
しまさんには「本命っぽいですけど、また5000円のやつかもですねー」と笑いながら上げてくる。
終盤まで強い引きを見せて上がってきたのは・・・
大本命のマアナゴ!(北海道での方言はハモ)
しかもかなりいいサイズ。男たち盛り上がる。
サイズは60cmオーバーの良型
いやー。道南では初だし、なにより3カ所目のポイントでようやく上げた一本だけにめちゃくちゃ嬉しい。
餌はイソメがもったいなかったのでイカタンオンリーでの釣果。
帰ってから捌くと、胃袋にはイカとエビ。マッチザベイト
まさに3度目の正直が叶った素敵な釣行だった。
今晩の晩ご飯が楽しみでたまらない!