北海道にはゴキブリがいないんだよと教えられていた筆者。
確かに本州から住んで約10年以上。一度もゴキブリの気配は感じたことはなかった。
ネットで調べても、札幌周辺の繁華街にチャバネゴキブリ(茶色の小さいやつ)はいるとの情報くらいしか出てこない。
チャバネ自体は1900年代後半の時点で札幌などの繁華街の居酒屋やスナックなどの雑居ビルでは生息が確認されているようだ。
ただ、本州でお馴染みのクロゴキブリは検索しても一切出てこず。
その理由は北海道の寒さに耐えられないなどの納得のいくもの。今後も見ることはないと思っていた。
しかし、今日・・・・ついにヤツに出会ってしまった。
夜の漁港にゴキブリ!?
それは6月の北海度某所。
函館市内は連日のようにイカが釣れているとの情報。
この日、筆者もイカを探して何ヶ所かの漁港を見て回っていた。
いたって普通の漁港
ヘッドライトで海を照らし、イカが泳いでいないかを探す。
どうやらイカは留守らしい。
次の場所へ進もうと前を照らしたその時だった。
ん?アスファルトの上になんか黒い虫がいる。
ちょいデカめのハサミムシだろうか?少し近づいてみよう。
ぎゃあああああああああ
少し細いが、間違いなくアイツじゃないか。
しかも一番有名なクロゴキブリ。本州でよく見ていたフォルムに身震いする。
もはやその近くにいたフナムシすらゴキブリに見えてきた筆者であった。
でも元気がない?謎のゴキブリ
しかし、このゴキブリ、本州のヤツと違って全くすばしっこくない。
じきに筆者の存在に気付いて動き始めたのだが、いつものスピードの半分以下。
これなら一瞬でスリッパで叩けそうだ。これが本来の動きだとしたら駆除薬を作る製薬メーカーもつぶれてしまうだろう。
6月といえど、さすがは北海道。この日の気温は12度なのである。
真冬の東京並みの気温に動きが鈍っているのだろうか?
写真だけ1枚納め、見なかったことにして静かに立ち去った。
どこから来たゴキブリよ
まさかまさかの北海道でのクロゴキブリとの遭遇。
あまり調べていないのであれだが、チャバネじゃない本物のクロゴキブリと出会うことは非常に珍しいことではないだろうか。
だとしたら一体どこからやってきたのだろうか。
考えられる原因としては
・もともと住んでいた
・観光客の荷物に紛れ込んできた
・船に乗ってやってきた
くらいだろうか。
今回は外だったからいいが、もしも自宅で出たら・・・ゾッとする。
ゴキブリに詳しい方がいればご意見をお待ちしたい。